概要
遊城十代のセリフ。
ヨハン・アンデルセンの返答がおかしいと話題になる。
十代:「なんだ、コイツ?リス?」
ヨハン:「おい、ルビー!」
ヨハン:「こんなところに居たのか」
十代:「よぉ! そいつルビーって言うのか」
ヨハン:「ああ!コイツはカーバンクルのルビー」
十代:「カーバンクル?」
ヨハン:「伝説上の生き物さ」
十代:「ふーん 伝説って?」
ヨハン:「ああ!それってハネクリボー? それじゃ君が遊城十代?」
十代:「そうだけど・・・お前、ハネクリボーが見えるのか?」
ヨハン:「俺には小さいころからデュエルモンスターの精霊が見えるんだ。それは君も同じだろ?」
文章だけではヨハンの関心がハネクリボーに向いて十代の質問をガン無視したかのように見て取れるかもしれないが、この時のヨハンの「ああ!」はハネクリボーに対する「ああ!↑」という「あっ!それは!」を意味する感嘆のニュアンス、英語で言うところの「Oh!」(返答前に興味が逸れた)ではなく、首を縦に振りながらの肯定の「ああ!↓」、つまり意味は「YES」「うん、そうだよ」である。
つまり、正真正銘
Q.伝説って?
A.ああ!(そうだよ!)
なのである。
ネットでの活用
インターネット掲示板やSNSにおいて、(主に遊戯王の話題にて)「伝説」という言葉を含む投稿があると、そこに「伝説って?」とレスが付き、そこにさらに「ああ!(それってハネクリボー!?)」とレスが付くことが、一種のお約束として定着している。(「〜って?」でも成立する)
ただし、ワンパターンで文脈をぶった切るネタのために好き嫌いの割れるネタであるため、無暗な使用には注意が必要。
余談
ネットではこのやりとりにいくつかの仮説が立っている
- 仮説1「伝説って?」がそもそも間違い
- 十代の声優、KENN氏が台本に「伝説?」と書いているところを口癖か何かで「伝説"って"?」と言ってしまい、何を罷り間違ったのかそのままオッケーが通ってしまったと言う説
- この場合「伝説?」「ああ!(肯定)」になるので会話には意味が通る。ただそれ以前の流れが少し不自然になってしまう(二度続けて問いかける形になるのと「ふーん…伝説?」と半信半疑のニュアンスになるため)
- 仮説2「ああ!」のニュアンスの間違い
- ヨハンの声優、入絵加奈子氏が「ああ!↑(驚嘆)」のニュアンスを「ああ!↓(肯定)」のニュアンスを間違えて発言してそれが通ってしまったという説
- この場合も意味は通るがヨハンが頷いているので肯定を返しているのは自明。一番自然かつ、そうであって欲しい仮説なのに一番あり得ない仮説となっている
- 仮説3「ああ!」と「それってハネクリボー?」の間に何か台詞があった
- 例えば「ああ!…あっそれってハネクリボー?」なら「伝説?」への肯定+「って?」への解答をしようとした矢先ハネクリボーに気を取られた、という流れになるため一応意味は通るがヨハンの口が動いていないので声優のミスではなく、また何かに気づいた様な声色ではない、つまり少々苦しい擁護になる。
- 仮説4「ああ!」は十代への返答ではなくルビーへの返答
- 「それってハネクリボー?」までルビーの方を見ている(ルビーもヨハンを見ている)ため、「伝説って?」を聞いていなかった、それ故にルビーのなんらかの発言に「ああ!」と肯定し、「そういやコイツ今なんか言ってたな」と十代を見てハネクリボーに気がついた。という説
- ヨハンが人の話をガン無視して会話する凄まじく失礼な奴で、十代がそこに一切触れない大人の対応を見せた。という場合しか起き得ない事態ではあるが、そのくらい噛み合ってないのである
- 仮説5「隠された意図があるが視聴者が読み取れていない」
- かなり投げ槍な仮説、それがあれば、あるような描写があれば苦労しないのだが…
- 仮説6「何もおかしなところなどない、コレであっている」
- もしそうであるなら脚本も声優も監督もみんな気が狂っていた事になるため1番身も蓋もない説
- ぶっちゃけコレよりはまだ「声優も脚本も監督も疲れていて放映までおかしい事に気が付かなかった」の方が現実味がある
残念ながらどれもソースがないので仮説止まりになっている。