概要
きし晴護の漫画作品。
週刊ヤングジャンプ2023年10~13号(いずれも2月発売)にて先行連載され、その後「めちゃコミック」「ヤンジャン!」「となりのヤングジャンプ」「マンガmee」の4媒体に移籍し、平行して連載されていた。
単行本巻末には「ヤンジャン!に連載されたものを収録」と記載されているので、強いて言うならこれが本連載なのかもしれない。
2024年9月に最終回を迎えた。
単行本は集英社のヤングジャンプコミックスから発売されている。
2024年11月時点で既刊3巻。
単行本2巻までを第一章とし、次話からは主人公を変えた第二章が開始している。
あらすじ
OLの愛理は漫画「彗星のタッキュー!!」を愛好するオタク。
「実写化は絶対にやめてくれ」と思っていた愛理だったが、彗タキは2.5次元舞台化が決定する。
オタク仲間の翠の強引な誘いもあり、舞台初日を観劇した愛理は、推しキャラを演じた俳優沖上創平に目を奪われてしまう。
登場キャラクター
CVは単行本第1巻発売時のボイスPVのもの
- 小田巻愛理(おだまき あいり)
CV:石見舞菜香
25歳のOL。ルックスは作中で「可愛い」「綺麗」と言われている。身長165cm。
会社では真面目で良い子ちゃん、男性陣にはややそっけない。
2次元至上主義で、実写化・舞台化に否定的だった。しかし、タキステを観劇して沖上と出会ってからは手のひらを返して.5沼にズブズブにハマってしまう。
過去のとある事情から、現実の男性が好きになれない。そのため恋愛にも慣れていない。また、両親とはほぼ絶縁状態になっている。
- 沖上創平(おきがみ そうへい)
CV:大谷祐貴
タキステで主人公九重地久を演じる俳優。25歳。身長160cm。
素の性格は真面目な委員長属性で、ピュア。ちょっとウッカリしたところもある。
子役出身で芸歴は長いが、身長の低さゆえに芽が出ない時期が長かった。「ミューヴァンプ」という漫画の舞台に出演したことを皮切りに2.5次元をメインに活動するようになる。低身長は少年を演じる上で武器になり、キュートなルックスに加えて子役上がりゆえに演技も上手く、「ショタキャラは彼にやらせとけ」と言われるほどの人気俳優となった。
しかし、「この仕事をいつまで続けられるのか」という不安もある。
- 翠(すい)
CV:長谷川育美
愛理のオタク仲間の女性。彗タキはアニメからハマった新規勢。推し活にかなりの金額を投じている。
SNSに漫画やイラストをアップしており、フォロワーはそれなりにいる。愛理も彼女の描くファンアートが好きで友人になった。
リアルでもSNSでも攻撃的な発言が目立つ人間で、煙たがる人も少なくない。同担・同嫁NG。
梶城に以前からガチ恋している。
- 梶城ゆーた(かじしろ-)
彗タキ舞台でユーゴを演じる俳優。身長183cmのやや気だるげな雰囲気の男性。
「.5俳優なんて世間では全く知られていない、スキャンダルが起きても話題にもならない、それなら消費期限が来るまで好きに生きる」というスタンス。
- 狸林しょーこ(たぬきばやし-)
- 灰夜(ハイヤ)
- 佐香奈(さかな)
愛理のオタク仲間。いずれもHN。飲み会などでリアルで会って語り合うこともある。
年齢は順に不詳・27・20。
用語
- 彗星のタッキュー!!
週刊ヤングジャンプで連載中の卓球漫画。原作者は多井陸。略称は「彗タキ」。検索避けとして「sitk」と書かれることもある。
事故によって自分の夢を絶たれた少年九重地久(ここのえ じく)が主人公。
TVアニメが木曜25時から放送中で、舞台化もされた。(通称「タキステ」)