信濃藤四郎(らぶバザ)
しなのとうしろうらぶばざ
※本稿は基本的に動画のネタバレを大いに含むので注意
掲載の情報は制作しているサークル様のサイトから一部引用しております
※二次創作なので、原作キャラとは若干設定が異なるので注意
本章のキーパーソン。
Chapter3から登場。クールでドライな印象を受けるが、それは彼が経験してきた過酷な境遇が起因している。ラチェルタに幹部として所属していた和泉守と堀川の正体が本物のCIAであり、二重スパイとして潜入していることを看破する。自分をアワドレンだと見抜いて組織から解放しようとする和泉守に「組織を出たところで戦闘奴隷として動くことには変わりない」と断り、自分にこのような生を虐げた全てに復讐してやるんだと豪語する。しかし、「アメリカは自分の標的じゃないから」と、和泉守がCIAから来たスパイであることを内部に漏らさなかった。
兄弟のことは憶えていないと話していたが、13年前に一期一振からもらった懐中時計をずっと大切に持っており、それを察した和泉守に「お前は憶えていないというが、お前のことを想っているやつもいる……それを忘れるな」と復讐を思い直すように諭される。しかし、決意が固い彼が折れることはなかった。
~不遇な過去~
テロリストの襲撃を受けて拉致されるも、戦争に使えるクリーチャーが欲しかったから不要とされて闇オクに出品され、最終的に今のテロ組織ラチェルタに買われた。
「死にたい」と告げる信濃に、ラチェルタは「自分に協力すれば、お前に最高の死に場所を与えてやる。お前をこんな目に遭わせた全てに復讐すればいい」と唆し、プラーガを投与して支配した。
自分の標的以外に関しては、干渉はしないもののできる限り犠牲は出したくないようで、囚われていた加州を連れて逃げる堀川のスマホに安全な脱出ルートの地図を送ったり、プラーガで強化変異して彼等を追跡していたグルウェルを落とし穴を作動させて助けたりしていた。
また、ラチェルタの幹部であるサウラーが鯰尾を装置に拘束し、強制的に発電していた様子を監視カメラを介して傍観していたが、能力の限界を達して鯰尾が気絶してもなおサウラーが発電を続けようとしたことで「兄弟が死ぬのではないか!?」とひどく動揺し、遠隔操作で機器をダウンすることで鯰尾を助けた。
揺らぎ始めた彼はラチェルタに「憎かったはずの兄弟がいざ死に直面した瞬間、いても経ってもいられなくなった」と復讐を戸惑っていることを話すが、プラーガで洗脳されてしまい狙撃者として戦闘に参加。
自力で洗脳から抜け出すものの、利用されるだけ利用されて最終的には捨てられ、結局「この世界に自由など存在しない」と再認識した彼は、生きることに絶望して自殺しようと屋上へと走り、時限式の爆弾を起動させる。
しかし、一期一振が信濃が持つ懐中時計と同じオルゴールを鳴らしたことにより、それまで内に隠されていた記憶が回帰して踏みとどまった。素直に再会を喜ぼうとするもプラーガが再び猛威を奮い、ラチェルタに操られてしまう。
土方組の活躍によって蝕んでいたプラーガから解放されたものの、沖田組と落ちる。
絶体絶命の危機に瀕したが、明石の機転によって救われた。
事件解決後、ピアノを弾く一期の隣で目を覚まし、それまで自分がしてしまったテロ行為への罪悪感で謝罪しようとするも一期に「今は再会した喜びだけを分かち合いたい……もういいんだよ」と諭され、ベッドから飛び出て一期の懐に抱きついて感涙。
約13年もの間、孤独だった彼がようやく安らぎを得られて笑顔になるシーンで、秘蔵っ子クラスタは必見。
ED挿絵では三日月と鶴丸が催したバカンスでたくさんの笑顔を見せていた。
~リンクスとの関係~
死者とされていたの彼の生存を知った燭台切光忠・太鼓鐘貞宗・大倶利伽羅・小竜景光が、所属している組織のボスから「信濃を守るように」と指示を受けていることから、信濃とリンクスのボスに、何らかの関係があるのでは思われる。
不動と並んで本章のダブル主人公枠であることが制作サークルから明言されている。Prologueから登場し、おつかいで、後藤、厚、薬研のもとに差し入れを持って行く。その際、ZEROから派遣された不動が監視役としてついて行くことになり、彼の運転する車で兄弟のもとへ向かう。
初対面時に「No.Ⅸ」と不動に呼ばれて「製造番号で呼ばれるのは好きじゃない」ときっぱりと言い放つ。その際、逆に不動のことを呼んだ際に「気安く名前で呼ぶな」と言われて、彼に「蘭丸」という渾名をつけた。
実はプラーガが寄生していた後遺症で静養中。処方されている薬が強い眠気を伴うらしく、眠くなったらできるだけ睡眠をとるように主治医の鶴丸から言われている。
おつかいの途中、車内で微睡んでいた自分の後頭部に銃口を向ける不動に「撃たないの?」と自分の状況とは打って変わって冷静に訊いたり、「頭を撃たれたくらいじゃ、アワドレンは死なないよ」と冷ややかに語っていた。