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概要

備縄(オビナワ)とは、原作・大久保篤による漫画炎炎ノ消防隊のキャラクターである、

秋樽桜備(アキタル・オウビ)と武久火縄(タケヒサ・ヒナワ)のカップリングの略称。

第8特殊消防隊を創設したのは2人であり、第8内で2人は父(桜備)と母(火縄)のような存在である。

単行本のキャラクター紹介ページでは、二人の関係は常に「固い絆」で結ばれている。



プロフィール

名前秋樽桜備武久火縄
所属/階級第8特殊消防隊 大隊長第8特殊消防隊 中隊長
能力無能力者第二世代能力者
身長189cm180cm
体重108kg74kg
年齢31歳28歳
誕生日3月27日(牡牛座)9月23日(天秤座)
血液型B型O型
好きな食べ物鶏ささみ/ラーメン寿司
好きな音楽ロックジャズ
好きな動物
好きな色ベージュ緑などアースカラー
好みのタイプ正義感のある人落ち着いた女性
尊敬する人消防庁長官/両親桜備大隊長/灯城
怖い人火縄中隊長特にいない
人体発火現象をこの世から根絶すること第8の目的を果たすこと
足のサイズ29cm27.5cm
朝起きてすることレコードをゆるくかけてコーヒーを飲むベッドメイク
CV中井和哉鈴村健一

3歳差。身長差9cm、体重差34kgである!


作者曰く、筋肉ムキムキで雄々しい桜備に対し、その隣に立つ火縄は知的なメガネタイプで線の細いイメージで……という風に両者が並んだ時のバランスを考えキャラメイクされたらしい。いわばニコイチというやつだ。

そのため、タレ目の桜備に対し火縄はつり目。硬そうでツンツンしている髪質に対し、ベージュのさらさらヘアの火縄……など対照的な部分も多い(ちなみに桜備の好きな色がベージュである事にも注目したいところだ)

鍛え上げた肉体で仲間を守る最強の盾&戦車に匹敵する火力を誇るガンナーであることから攻守バランスもバッチリと言える。

アニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』第1話では、攻撃に徹していた火縄を桜備が庇うといった一幕もある。

このようにお互いが補い合い、魅力を引き立てているわけなのだ。


大隊長と中隊長という関係性もありキービジュアル等で隣り合っていることが多く、発売したグッズを並べると、見つめ合っていたり、背中合わせがしっくりくる構図の物も多く存在する。

また、2人のイメージカラーがコラボ先の企業によって異なるのも備縄の魅力の一つだろう。

特に『緑色、オレンジ色、灰色』の三色を交代で担当することが多く、2人で色を共有し合っているとも言える。


余談ではあるが、企業によっては一貫して『桜備→オレンジ色、火縄→緑色』でデザインしているグッズも多い。

その内の一つである企業から『雨の日』をテーマにしたグッズが発表された際、桜備はラインナップされていたが残念ながら火縄はラインナップされていなかった。しかし桜備の絵柄をよく見れば『傘を差した桜備がもう片手に緑色の傘を持ち、雨のなか誰かを迎えに行く』というシチュエーションであった。

さらに『イースター』がテーマの時は、ウサギ帽をかぶる桜備の隣に緑色の帽子をかぶったウサギが描かれていた。ということがあった。つまり……。

その高度な匂わせの数々に、界隈は沢山のファンアートで湧いたのである。


出会い

原作36話では2人がどのような経緯で出会い、第8結成までに至ったのかが丁寧に描かれている。


2人の初対面は三年前。火縄が軍に所属していた頃へ遡る。

火縄が焔ビトと化した親友・灯城を洗礼した銃で撃ってやれなかったことを悔やみながら街を彷徨っていると、焔ビト発生を知らせるマッチボックスに遭遇する。

『向かってどうする!?俺は軍人!特殊消防官じゃないんだぞ!』と理解していながらも足は自然に現場へと向かう。

そうして辿り着いた先にいた人物、それこそが一般消防士の桜備であった。

(尚、本誌掲載時の煽り文は『追った先にいたのは運命の男!』である)


焔ビトにランクを付け、成果を点数化することで士気を保っているという現場の特殊消防隊に憤りを感じた桜備と火縄は、立ち入り禁止の規制テープを破り自分たちで鎮魂する。

己が受ける処罰よりも焔ビトになった者の痛みを優先して考えられる優しさや正義感を火縄に感じた桜備は、その場で特殊消防隊を作ることを決意。そして桜備の志に感銘を受けた火縄は、躊躇うことなく桜備について行くことを決意したのだった。


これまで桜備は人命救助を優先した事で勲章を二回剥奪された経験があるが、焔ビトの脅威を根源から絶つという選択までには思い至らなかった。けれど特殊消防隊を作ろうと立ち上がることが出来たのは、他でもない火縄との出会いがあってこそと言えるだろう。


「君のような隊員が必要なんだ」と桜備に真っ直ぐ告げれ「その時が来たらぜひ声をかけてください」と返す火縄のシーンは実に印象的であり、原作では火縄の目元に眼鏡の影が落ちていることから桜備という光を正面で受ける火縄。そしてアニメでは夕陽の光が2人に差し込んでくる演出がされている。つまり共通して『光』が意図的に表現されているのだ。

桜備が人類の希望の光であることを示唆しているように受け取れるし、更に後々に火縄が桜備に向けて言う「俺たちの光でいてください」の言葉の重みも増すことだろう。


ちなみに、この出会いのシーンは『炎炎ノ消防隊オンライン展覧会インフェルノ』で開催された名場面総選挙で堂々の1位を獲得している。まさに多くの人に支持される屈指のエピソードと呼べるのである。


こうして一般消防士の桜備と軍人の火縄というそれぞれ違う世界で生きてきた2人が偶然……いや、運命的に出会い、強固な絆を築き上げていったのだった。


原作後半からエピローグ(未アニメ化)


火縄は「第8は家族」としており、それは第8結成時に桜備を父として立派な家族(と書いて隊と読む)にすると約束したためである。

最終決戦では「どこまでもご一緒します!!」と誓う火縄に「いつも頼りにしている」と返す桜備のやりとりも見られる。


エピローグ編では人体発火・発火能力が消え、特殊消防隊も解散した世界が描かれている。

桜備は世界英雄隊の総隊長として皆を率いており、その傍らには変わらず火縄の姿もある。


その際「さっさと終わらせて火縄副司令を帰してらないと。マキさんの親父さんに怒られるって」というオグンの意味深に思える台詞があるが、後日X(旧Twitter)のスペースにて作者本人の口から、誤解があるがそういう意図で描いたわけでは無いという事が明かされた。

解釈のひとつとして(皇国軍がその後どうなったのかは明言されていないが)

・茉希の父親である暖郎は東京皇国軍の大将であり、司令部にて総司令を務めていた

・火縄副司令を何処へ帰さねばならないのか明確に言っていない

以上の事を踏まえて今一度オグンの台詞を見てみると、暖郎の部下に配属された火縄副司令を早く遠征先から司令部へ帰してやらないと……という意味にも取れる。

このようにエピローグ編では世界観やキャラクターのその後が多く語られていないため、様々な想像の余地があると言えるだろう。


さらに25年後、桜備は大統領を務めているらしい。

もしかしたら火縄の「どこまでもご一緒します!!」という誓い通り、桜備を一番傍で支え続けているのかもしれない。

そんな未来まで想像できる、固い絆で結ばれた2人。それが備縄なのである。


関連タグ

秋樽桜備 武久火縄

第8特殊消防隊

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