概要
4級・3級・2級・1級(会計)・1級(工業簿記)・上級の6種類がある。
日商簿記検定と並び有名な簿記検定だが、日商簿記は主に大学生や社会人が受験するのに対し、全経簿記は主にビジネス系の専門学校の学生が受験する傾向が強い。
各級の説明
上級
全経簿記で最も難易度が高い級。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野において高度な知識や技能を持っていることを証明する。
試験は「商業簿記・会計学」と「工業簿記・原価計算」の2グループに分かれており、試験時間はそれぞれ90分ずつ(合計180分)である。
合格条件は
- 4科目の合計が(400点満点中)280点以上であること。
- 全ての科目の得点が(100点満点中)40点以上であること。
の両方を満たしていることである。
なお科目合格制度は無い。
難易度は日商1級と同じくらいであり、上級の合格者は税理士国家試験の受験資格が得られる。
1級
「商業簿記・会計学」と「工業簿記・原価計算」の2グループに分かれており、試験時間はそれぞれ90分ずつ(合計180分)である。
1級と認定されるためには、両方のグループに合格しなければならない。(ただし科目合格制度がある)
難易度は日商2級と同じくらい。
2級商業簿記
試験時間は90分である。100点満点中70点以上で合格。
難易度は日商3級と同じくらい。
2級工業簿記
試験時間は90分である。100点満点中70点以上で合格。
3級
商業簿記が出題される。試験時間は90分。
基礎簿記会計
試験時間は90分である。100点満点中70点以上で合格。