概要
全国商業高等学校協会(全商)が主催する簿記検定。
日商簿記検定と並び有名な簿記検定だが、日商簿記が大学生や社会人を対象としているのに対し、簿記実務検定は主に商業高校の生徒が受験するのが特徴である(一応フォローを加えると、普通科の生徒や社会人も受験すること自体は可能となっている)。その性質上、難易度は日商よりやや低くなっている。
似たような検定試験としてビジネス系の専門学校生が受験する全経簿記能力検定が存在する。
各級の説明
1級
商業簿記(会計)だけでなく工業簿記(原価計算)も出題される。
商業簿記と工業簿記の2科目があり、試験時間は各90分ずつ(合計180分)。合格ラインはどちらの科目も70点である(100点満点)。
1級合格と認められるためには2科目両方に合格しなければならないが、科目合格制度が存在する(ただし有効期限はある)。
難易度は日商2級、全経1級と同じくらい。
2級
基本的な会計の知識が要求される。
難易度は日商3級と同じくらい。
3級
初歩的な会計の知識が要求される。