概要
声(TVアニメ版):納谷六朗
背番号100 右投げ右打ち
番場蛮を川上哲治に紹介した、蛮と同じ土佐嵐高校野球部の3つ上の先輩。高校を甲子園出場に導いた地元の英雄だが、巨人入団後は、素直すぎる性格が球質にそのまま出てしまいプロの世界では通用せず、二軍で戦力外通告される事におびえていた。
プロ投手としてはクビ切り線上に居たが、蛮の豪速球の特訓に付き合ったことで、豪速球をも恐れないという打者としての素質に気付いた川上の後押しにより、メジャーリーグとの親善試合に代打で出場、クビを免れる。その後、打者として再出発して一軍登録を果たす。
代打の切り札的存在として高い成功率を誇り活躍、少年のファンからサインを求められるほどになった。だが、これは原作漫画のみの話であり、アニメでは八幡の打者としてのエピソードが大幅に削られたため、山奥での命がけの打撃特訓の末、逆さ吊り打法を習得するという話が追加されている。
また、こちらも原作との相違点だが、アニメでは蛮の魔球の数々を捕れるのは八幡しか居ない設定になっており、物語の最後まで捕手として蛮を支え続けた。全ての魔球の開発に多大な協力をしている。
長身とメガネが特徴。アニメでは分厚いスクエア型の眼鏡をかけており、原作漫画では丸眼鏡をかけている。蛮を心から支援する厚い友情の持ち主。性格は極めて穏やかだが、蛮との友情を貫くため鬼神の如き厳しさを見せることもしばしば。「~なんじゃ」「~であります」等、やや古風な土佐弁で話す。蛮とは巨人・多摩川寮で同室である。特技はそろばん。
原作最終回では、蛮死亡後にプロ選手を引退して、土佐嵐高校野球部の指導にあたっていることが語られる。
その後
求人情報誌「フロムエー」にて、原作者井上コオ氏本人によって本編の続編、「よみがえれ侍」が描かれている。フルカラーの2ページで掲載され、番場蛮の甥(妹・番場ユキの子)のコーチとなり、生前の番場蛮が習得していた数々の魔球を伝授した。
余談
彼の「八幡太郎平」という名前の「八幡」は、当初「はちまん」ではなく「やはた」読みの予定であったが、当時の担当編集のアドバイスで「やはた」から「はちまん」読みに変わった。