概要
八百年生きたとされる伝説の女性。本作中では「やおびくに」と呼ばれるシーンが多い。その永遠の命故に陥る絶望からやがて仏門に帰依し姿を消した。その際所持していた「数多い公家からの貢物」を何処かに隠したとして伝説が残り、それはやがて「八百比丘尼の財宝」と呼ばれる事となる。伝説の真実は、自らの悲劇を二度と起こらない様、子孫(今まで婚姻した公家との間に出来た子供の孫など)へ己の精神を封じた肉体を永遠に隠し続ける(この時、肉体の一族・鍵の一族・古文書の一族が発生)。その隠された肉体こそが「八百比丘尼の財宝」だった。やがて幾年も過ぎ、最後に出会った男性(ルパン三世の祖父であるルパン一世)の約束を楽しみにしながら眠り続けていた。後に自身の肉体を氷室に吸い尽くされるも、魂だけが美沙の体を借りてルパン三世を助け、子孫である彼(正確にはルパン三世がルパン一世と勘違いしていた)に感謝の意を述べ、成仏した。そのためか、美沙の特異体質が消えた。
彼女の正体については異形の怪物になった氷室や最後に見た人魚を含めて早すぎた進化を遂げた人類の姿(妖怪や人魚もその類い)だったかもしれないとルパンは推測してる。