凍符「マイナスK」
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とうふまいなすけー
凍符「マイナスK」とは、同人ゲーム『東方Project』に登場するチルノが使用するスペルカード。
三方向に楕円弾を飛ばした後、それを炸裂させて氷弾と粒弾を拡散発射させる形式となっている。
以下は公式設定からの抜粋。
前代未聞の冷たさを持つ氷塊でした。
外気に触れたとたん余りの温度差に破裂するくらい
でしたが……写真だと判りにくいですねぇ。
(『東方文花帖』LEVEL 2 SCENE 5)
急激に凍らす事で弾幕内部の密度の差で亀裂が生じ、勢いよく破裂させるスペルカード。
最小の弾幕で最大の攻撃を行うとは中々やりおる。
(『グリモワールオブマリサ』p. 56)
「K」とは、温度を表す単位「ケルビン」のことだと思われる。
起点(0)を絶対零度に置き、温度間隔はセルシウス度(℃)と同じもの。
通常、水が凍る温度は0度(0℃)と書かれるが、ケルビンでは273.15度(273.15K)と書かれる。
Kの数値から273.15をマイナスすれば℃の数値になる。
また、−273.15℃が絶対零度と呼ばれるのは0Kに由来している。
マイナスK(Minus K)は英語圏で時々ある書き方だが、日本では普通「負温度」と書く。
これは熱力学では成立しない特殊な温度であり、統計力学でエネルギーが最高の状態において成立する。
二次創作
東方キャノンボールにおける同キャラの特別衣装(浴衣)のスペルカード攻撃(全体攻撃)として「マイナスK・DE・シャーベット」が採用されている。
スペカ自体のダメージ倍率は、全体攻撃では最高倍率の2.4倍もあり、付与効果は通常版と同じく麻痺付与である。
自身の高い攻撃力も加わり、同じ麻痺付与のスペカ持ちのキャラではトップクラスの威力であるが、三すくみの属性なので花属性には脆い難点がある。