概要
17歳。白檀高等学校2年4組。BC版から登場。
主人公である持田哲志たちとは違う学校に所属している。
クラスメイトとともに「幸せのサチコさん」のおまじないを実行し、天神小学校に飛ばされた。
チャプター3から登場。美形サイコパスキャラ、シリアルキラーとして人気があり、人気投票では男性キャラクターでは二番目に高い4位を獲得している。
その代わりコープスパーティーに登場する人体模型の出番は激減した。
人物像
普段は非常に穏やかな物腰をしており、男女隔てなく友人が多く、親しみやすいその性格からいつもその中心に加えられる人物。本編中においてもそのカリスマは健在。
だが他人に対して一定の距離を置いており、その本心を話すことはない。そのせいか表面的な付き合いの人間は多いが、親友と呼べるほど深い関係の人間は希少である。
幼少時代、優秀な姉・春奈と兄・考輝から厳しい指導を受けていた。そのせいか強いコンプレックスを抱いている。
天神小学校内ではその異常な環境下においても平然としており、あまり恐れずに探索している。
しかし、本編中にその歪んだ内面が学校内に漂う狂気にあてられて次第に表面化していく。
ゲーム内での立ち位置
チャプター3、4で一時的に操作することができる。
初出はチャプター3、持田由香のシナリオ。哲志とはぐれてしまった由香を守りながら、冷静さを活かして校内を探索する事となる。
その柔和さは今まで恐怖に浸り続けたプレイヤーの心を癒すもので、つかの間の休息ですらある。
刻命がパーティーに加わる直前のイベントや本編内での行動から、一部からロリコンだとか残念なイケメンだとか言われる。
『コープスパーティー Book of Shadows』では、彼の胸中を少し垣間見る事が出来る。
主な言動、行動(ネタ)
アァイ!
刻命の良心。アッハァ!と同じく深くツッコんではいけない。
由香を追って三千里
平たく言うと、由香と追いかけっこをするイベントがある。実際はそんな生易しいものではないが。
とあるイベントの後、突然刻命が豹変。由香を自分の妹宣言し、操作キャラクターである由香を追いかけてくる。
その様子は色んな意味でプレイヤーのド肝を抜いてくれた。
人体模型の謎
チャプター5では岸沼良樹の操作中、理科室で「人体模型イベント」というイベントが発生する。クリアだけが目的ならスルーする事も出来る。
一見刻命とは何も関係がないように思えるが、ファンの間ではとある疑問が囁かれている。
まず、理科室の前に刻命の名札が落ちている。そして、人体模型の声が刻命に似ているというのだ。確たる証拠もないため、ファンの間では議論の対象となっている。
しかも漫画版7巻では理科室で哲志達が刻命・由香に合流し対決した際、持田哲志を刺殺しようとするが、乱入した篠崎サチコに阻止された(母の邪魔をした哲志達をサチコ自身の手で始末するという理由)。さらに黒化が始まった事により、一時的に正気に戻った3人の子供の霊の代わりにもならないのでサチコにとって刻命は完全に用済みとなり、同時に現れたヨシカズによって刻命は撲殺された。
その直後、哲志達は由香を連れて逃げるように理科室を後にしたのだが、その後視点が哲志達から理科室に移った。
その時、何故か刻命の遺体が無く、残っていたのは名札だけだった。
そして意味ありげに、血の付いた刻命の名札と一緒に理科室にある人体模型が映し出されていた。
これも原作・コミックを購入して、ぜひご自身の目で確認して欲しい。
なお、バッドエンドを迎えるOVAでは3話で刻命は人体模型に改造されており、由香は致命傷を負ってしまう。良樹に救出されたが由香は刻命から受けた傷が原因で亡くなった。
番外編
ドラマCD第二弾や『サチコの恋愛遊戯』などで何故か良樹とホモォな展開を迎えることが多い。
後者の脚本を書いたマフィア梶田は中の人の関係を知っているため確信犯であると思われる。
また『サチコの恋愛遊戯』はかなりロリコnもとい妹萌え描写がヤバいことになっている。
CorpseParty D2:Fatal Operation
海外フリーゲーム業界のジャッケル・ドラゴン氏によって創られた二次創作2作目であり、こちらでは初代ベースの世界観のため初代の事件には関わってはいないが、彼を取り巻く家庭環境については本作でも同様の状況。
さらにこちらでは事故で顔面の半分の皮膚が剥がれてしまった状態となっており、さながら人体模型のような状況で中嶋直美の勤務する病院に搬送されてきた。
そして病院内で発生した地震により過去の廃病院の閉鎖空間に閉じ込められ、そこで悪霊に唆されて本編同様にその歪んだ本性が表面化してしまうことに。
そのためほとんどのエンドでは悲惨な末路を迎えることになってしまうが、条件を満たせば本編でなしえなかった姉の刻命春奈と和解し生存するという展開を迎えることもできる。
pixivでの刻命裕也
刻命単体、由香とのツーショット、そして親友の黒崎健介との絡みが多い。
ツーショットでは穏やかなものもあるが、単体では大抵血の表現がある。
これらが苦手な人は、閲覧する場合は注意されたし。
因みにきれいな刻命も存在するので彼が正気を失わなければ白檀高等学校のメンバーが全滅する事も無かっただろう。