演:池岡亮介(映画版)
概要
17歳、如月学園高等部2年9組。
初代版では篠崎あゆみが話した怪談の直後、BC版からは彼女が提案した「幸せのサチコさん」のおまじないをして天神小学校へ飛ばされてしまう。
呪われた天神小学校の中を、仲間たちと共に脱出するために探索していく。
人物像
温厚で柔和で優しく、しかしいざというときはリーダーシップを発揮してみんなを引っ張っていくなどかなりの好青年。
そのくせ臆病で小心者など頼りない一面もある。
しかしそこが母性をくすぐられるのか、メインキャラクターの女性から高確率で想いを寄せられている。しかし、本人はそれにまったく気付かないなどかなり朴念仁。
それ以外の人物を含めても、哲志を中心に三角関係や四角関係どころではない。
あんたって人はぁぁぁ!ry
各シナリオ内での立ち位置
初代版
中嶋直美、持田由香と行動を共にする。初代版では普通に主人公の役割を果たしている。
「大事な娘を2人も抱えているんだぞ」と良樹に言われている通り、その役割は責任重大。
赤い服の少女(善)によって霊能力を得た後の最終戦闘では、魔法は使えないものの全メンバー中最も物理攻撃力が大きくクリティカルヒットの発生率にかかわる運も大きいため、戦闘の要となる存在。良樹の「筋力補助術」重ね掛けにより火力が凄い事になり、回復役の持田由香か、篠崎あゆみを配置すると隙がなくなる。
ちなみに中嶋直美を死なせた場合は持田由香も運命共同体で亡くなるCルートに移行する。
初代版リメイクのリビルド(RPGツクールXP版)だとCルートに突入した場合、持田由香と中嶋直美の哲志への好感度次第でCルートの持田哲志に引導を渡すヒロインが変わる。
コープスパーティークロスフィアー
初代エンドDルート(3人死亡、哲志と良樹で2人脱出した主人公も翌日亡くなったバッドエンド)を辿った続編作品では、ゼロとクロスフィアーの主人公である長谷川香織に協力する。バットシナリオルートの持田哲志は霊体になった影響で、身体回復術、状態回復術、気絶回復術(失敗有)、敏捷補助術(失敗有)も使えるようになったので赤い服の少女から霊力を得た初代よりさらに強くなっている。霊体になっても持田哲志は音楽室のピアノが好きなようだ。
天神小学校シリーズ
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー(天神小学校編)
BC/BR版以降では群像劇の一応主人公ということもあり、チャプター1、2以外の全てのチャプターに登場しているが、岸沼良樹や篠崎あゆみの方が主人公並に出番が多かった影響で次回作以降サブ主人公に降格した。
登場してからの存在感は確かなものでその割合も大きく、そして物語の中心として活躍してみんなをまとめる様子は、さすがは主人公といったところか。
逆にそのせいで、哲志自身の判断と行動が結末に響く重要なキーパーソンであるため慎重さが要求される立場にある。
しかも女性陣の大半から好意を寄せられているせいで、直接的な原因でなくても、それが起因となってリア充爆発してバッドエンドになるルートも数多くある。
BR3章で登場するキャラが濃い刻命裕也や白檀高等学校が目立つお陰で脇役の森繁朔太郎、宍戸結衣だけでなく主人公であるはずの持田哲志自身の出番も中途半端な扱いを受ける事で今後の続編での扱いがサブ主人公に降格される扱いを受ける羽目になった。
ついでにキャラが濃い白檀高等学校もどうあがいても全滅で持田哲志の存在を薄くして出番を大幅に削るだけの存在(ついでにお邪魔キャラの人体模型も出番も大幅に激減)に終わった。お邪魔キャラなら殺人犯柳堀ヨシカズの悪霊と子供怨霊達だけで事足りるというのも白檀高等学校が無駄に目立ち過ぎている要因でもある。
なおBR4章で中島直美を助けられなかったルートで、篠原世以子も亡くなった事を知り精神的にボロボロの錯乱状態で保健室に籠城している白檀高等学校の霧崎凍孤に出会うが、あるアイテムを持っていなかったら刺殺される。仮に死を回避しても思わず怒鳴った事で霧崎凍孤が怯えて対話不可能になるので彼女を仲間に加える事も出来ない(中島直美と篠原世以子の死で哲志も他人を気遣える状態ではなかったので白檀高等学校と協力する道は存在しない)。
保健室から出ると宍戸結衣先生と合流するが、哲志が「先生、もう疲れたよ。」と言った後、宍戸結衣先生を探索に加える事も出来ずに妹の生死が判明していないにもかかわらず持田哲志の出番が強制的に終了して宍戸結衣先生のエクストラエンドになってしまった。当時は製品版でバッドエンドルートすらまともに創られないというぞんざいな扱いを受けた(5章のWrongENDを見る限り哲志はその後妹の死に絶望して黒化した可能性が高い)。
なお、公式正規ルートを参考にした篠宮トシミ作画の漫画版では主人公らしく出番も増えて哲志グループの待遇も全体的に改善している。宍戸結衣先生の出番も生徒達の脱出を見届けるまで生き延びる位に出番が増えた。逆に白檀高等学校は元々部外者で舞台を引っ掻き回す敵や被害者に過ぎないので刻命や黒崎健介や刻命姉の話と必要最低限の物語にしぼり、それ以外の出番が9割カットされ物語は綺麗に整理された。持田哲志達と刻命裕也との戦いも描かれた(第三者の乱入で助かる運命力もある)。
篠宮トシミ漫画版の配慮により主人公としての必要最低限の存在意義は取り戻せた。
何故ゲーム製品版でも主人公の存在感を高めてくれなかったのか・・・。
コープスパーティー Book of Shadows/BLOOD DRIVE
コープスパーティーBook of Shadows(完結編)では悲しいかなサブ主人公に降格。
初代版や篠宮トシミ漫画版では普通に主役だったが、天神小学校脱出の役目を終えた為、コープスパーティー BLOOD DRIVEでは篠崎あゆみや岸沼良樹らに主人公を取って代わられた(というか彼らは2章時点で存在感が主人公格並に高まっていた)。天神小学校シリーズの3章まで全く行動出来ず、全滅する白檀高等学校の面子に大幅に出番を奪われ、森繁朔太郎並に影が薄くなる立ち位置を見ていると主人公からサブ主人公に降格するのは必然だったとも言える。そのお蔭で出番は減るわ、宍戸結衣先生の同級生といった似たような爽やか系の新キャラ御国司が出るわ、踏んだり蹴ったりである。
(某ラジオにて中の人「俺…主人公じゃないやん?」)
しかし、異性にもてたり、ラッキースケベは健在な所を見ると、そこだけはやはり主人公なのかもしれない。
コープスパーティーCDドラマ・2U
他の事件に巻き込まれる番外編や公式が病気シリーズに走ったネタ編に当たるシリーズでは事件解決後ある組織に記憶をリセットされたり、『確定運命』されずに死に戻りの度に記憶を消されるのでその出来事はなかったことになっている。(霊能力者になった初代や霊体になったクロスフィアーほどではないが、涅槃での死に戻りの連続で独特のオーラを出すようになり、実は微妙に霊力が上がっていた。)
コープスパーティOVA版・映画版・各漫画版・海外フリーゲーム版
OVA・映画共に天神小学校本編ルートとは違う結末を迎える。各媒体・各漫画版でCルートをもう一つ作ったような作り方が印象的である。映画では珍しく黒化しかけた哲志も見れる。
実写映画完結編では一応主人公ですらない為、友人諸共刻命裕也に刺殺されるので主人公の運命力が無ければ第三者が乱入することもなくあっさりモブのようにやられる喧嘩の弱い一般人に過ぎないのだろう。ついでにラッキースケベも無くなった。(実在する役者でラッキースケベをやるわけにもいかない為だろう)
また海外で生み出された初代D2ルート後作品の中には篠崎あゆみの黒魔術の失敗で死亡し悪霊になった哲志が妹や友人の命を奪った篠崎あゆみへの復讐を考えており、『持田君はこんな人じゃない』とあゆみに言われる急変ぶりも見れる。
リメイク後は主人公らしい活躍が出来なくなった影響で他のパラレルワールドではホラーゲームに対する主人公補正の運命力が失われた事で起きた悲劇といえよう。
コープスパーティ2(打ち切り)
フリーゲーム版の古洋館や製品版のパトリアーカル病院で登場予定だったが、前者は開発中止、後者は開発中断となった。出番はコープスパーティー2の1章後の時系列の探索のみの登場(2023年8月現在も製品版公式ページは残っており公式ページでは成長した持田哲志の大学生姿を確認できる)。
医者の森繁誠士郎に出会った時点で探索パートは終わってしまい、10年経過しても続編が創られる事はなく、妹と直美が創った夕食のカレーを帰宅して食べる事は遂に出来なかった。2の敵が病院を徘徊する兵隊なので捕獲されるWrongENDが2種類あるだけでいきなり射殺されないだけマシな扱いともいえる。
天神小学校での恐怖経験でどんな異臭のある場所でも隠れられるようになったが、兵隊は異臭に気付いて哲志を見つけたのだから皮肉と言えよう。(メタ的な事を言うとプレイヤーにはそもそもゲームの異臭を感じ取る事は出来ない。)
主な言動、行動(ネタ)
哲志さんしっかりしてください
チャプター5では、一時的に直美がパーティーから外れてしまう。
その状態で特定の条件を満たして地下防空壕のとある場所へ向かうと、いなくなったはずの直美と話すイベントが起こる。
これはバグであるのだが、しかし捉えようによっては哲志の幻覚とも見えなくはない。
哲志よ、そんなに直美が恋しいのか。
愛される主人公
・中嶋直美とは中学の頃から一緒のクラスであり、「もう、うんざり」とお互いに辟易しながらも、少しずつ気になり始めている。
・持田由香という妹がおり、とても大切にしている。逆に由香からは妹以上の感情を抱かれている。それなんてエロゲ?
・篠崎あゆみから想いを寄せられているが、哲志は全く気が付いていない。赤い服の少女(悪)に操られて言った時は篠崎は正気じゃなかったと認識している。
・岸沼良樹とは親友の間柄。漫画版では良樹がヨシカズに殺されそうになった際、咄嗟に心の中で名を呼んだ人物は彼が好意を寄せるあゆみではなく哲志であった。
この様に、みんなに分け隔てなく愛される人物といえる。
主人公→一応主人公→サブ主人公への降格
当初フリーゲーム時代作品ではありえなかったが、製品版BC/BRからネタじゃすまされなくなった。そして不遇待遇が漫画版や映画版だけでなくフリーゲームにも広がっていった。
コープスパーティ2(打ち切り)では一応2の女主人公の後に操作できるようになったので主人公の存在感は2の女主人公を邪魔しない程度にはある方である。
その分、自称コープス2の男主人公の出番は脇役村人A並に皆無であり、もはや背景か、空気である。どうしてこうなった。
pixivでの持田哲志
お互いに意識している中嶋直美との組み合わせよりも、BC/BRから主人公している親友の岸沼良樹、もしくは初代から優遇されてる妹の持田由香と描かれたイラストが多い。単純に物語で明かされる哲志の直美の交流よりも由香や良樹の交流の方が多かったからだろう。
BC/BR版やドラマCD等で良樹とのBLっぽいサービスがあるせいか、腐向けな作品も多い。
関連イラスト
関連タグ
コープスパーティー 中嶋直美 持田由香 岸沼良樹 篠崎あゆみ