概要
アナスタシア・ルン・ヴァレリアの二つ名。もしくは、彼女を英雄と祭った伝承そのものを指す言葉。
焔の災厄と呼ばれる魔神ロードブレイザーの災禍に世界は焼かれ、いかなる科学技術・魔術をもってしてもこれを退ける事が出来ない中、これに立ち向かったのはガーディアンブレード「アガートラーム」を振るい、魔狼ルシエドを従えたアナスタシアだった。
剣を振るうどころか、触ったことすらなかった彼女だが、アガートラームを扱えたが故に力なき人々の希望として、ロードブレイザーと戦った。
そして、剣を手にして7日目のその日、光の奔流に飲み込まれ、焔の災厄と共に彼女はファルガイアから消滅する。
――大地に深々と突き刺さるアガートラームだけを残して。
時は流れアガートラームはいつしか権勢の象徴として扱われ、剣の聖女の戦いも、どこにでもある、ありふれた伝承の一つとして語られるようになった。
しかし、その伝承の裏には、「英雄」に祭り上げられた一人の、ただ普通の少女の犠牲という悲劇があった。
ゲームではプロローグを終え、剣の大聖堂を訪れると共にこの伝承の大まかな流れが語られ、物語が本格的に動き出す。