概要
かつて数多くの人が死んだ戦場に数えきれないほどの集団となって現れ、フワフワと宙を彷徨う鬼火の集団で、その正体は戦場で命を落とした兵士や動物たちの怨霊とされている。
鳥山石燕著の妖怪画集『今昔画図続百鬼』によれば、死者の血が地面に滴って、そこから発生するとされており、時には怪火とともに、首のない兵士が血みどろの姿で失った自分の首を探してうろついている姿を見る事もあったという。
なお大抵成仏できない怨霊たちは生者に害を成す事は多いが、古戦場火は人に害を成すことなく、ただ宙を彷徨うだけといわれているが、遭遇した人物は念仏を唱えながら帰ったといわれている。また、水木しげる氏は面白半分で見物に行き、憑りつかれる可能性も捨てきれないのでむやみに近づくべきではないと解釈していた。
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