好きな人はひとりだけって、いったい誰が決めたんだろう——
概要
本作品は、『あの娘にキスと白百合を』を手がける缶乃による漫画作品である。『電撃大王』(KADOKAWA)にて2020年3月号から2021年3月号まで連載していた。
ストーリー
憧れの先輩・あきらが通う高校に入学したい中学3年生・真幸は、高校見学のときに迷子になってしまい、行き着いた木の下で一人の女子高生・凛と出会う。先輩に追いつきたい真幸と、一人を選べなかった過去を持つ凛、そして、凛に友達以上の感情を抱くあきら。三人の甘く切ない三角関係の結末は——。
登場人物
- 雪下真幸(ゆきした まゆき)
バスケ部の先輩・あきらに憧れ、彼女が通う桜智高校への入学を目指す中学3年生。模試の結果はまさかの最下位と、頭はかなり悪いご様子。あきらに釣り合わない子どもっぽい自分とは違い、大人の雰囲気を醸し出す凛に “一歩でも大人に近づくため” キスを教わる。
- 望月凛(もちづき りん)
桜智高校に通う女子高生。頭に月の形の髪留めを付けている。真幸の家庭教師であり、たった一人のために頑張れる真幸に少なからず特別な想いを抱く。小さい頃から何に対しても一番好きなもの、一番特別なものを一つだけ選ぶということができず、結局、特別な人を一人に絞りきれなかったために失敗したという過去をもつ。あきらとは高校の頃に知り合う。球技はあまり得意でないらしい。
- 花巻あきら(はなまき あきら)
桜智高校に通う女子高生。中学・高校とバスケ部に所属しており、中学時代は真幸の先輩でもあった。凛とは高校の頃に『噂の木』で出会い、それ以降、凛と仲良くなりたいと思うようになる。好きな人の一番として好かれたいという気持ちがあり、その気持ちは凛に向いている。
関連タグ
あの娘にキスと白百合を(同作者による別作品)