CV:小林ゆう
喇叭手兼通信士。階級は曹長。17歳。同じ喇叭手としてカナタの直属の上司兼指導役、そして良き先輩として公私共にカナタを導く存在となる。
男勝りかつクールな性格で、一見何事にも動じないような芯の強さを持っているが、怪談話、ピーマン、料理が苦手な一面を持つ。
赴任当初は隊長のフィリシアと対立していた時期もあったようだが、現在は良い補佐役となっている。小隊長に階級が次ぐことから、隊の実務を任されており、日常生活での指示などを出している。
日頃は身分を隠しているがヘルベチア共和国大公の妾の子として生まれた、大公位継承権第3位保持者。姉であり、第1公女のイリアから幼少期にトランペットを教わり、ジャズ調の曲を吹けるほどの一流の腕前を持つ。病気の母親が妖しげな僧侶にはまって結局死亡していることから、まじないや宗教に嫌悪感を示す。イリアが亡くなった原因から子供も嫌い。
物語終盤、未だに続く戦争を止めるため、皇帝との婚約を決意し小隊を去った。停戦を成功させた後は、「停戦を成功させたら何でも願いをきく」という正統ローマ帝国皇帝との取引によってヘルベチアに帰還し、少尉に昇進して再び時告げ砦に着任する。
第13話では、失われた文明の飛行技術を復興させて世界中を飛んで巡りたいという自らの夢をカナタに語った。