CV:悠木碧
概要
機械整備士兼ドライバー(操縦士)。階級は伍長。15歳。ボク少女。左利き。普段は無口だが、聞かれたことには答えてくれ、冗談も口にすることがある。トラウマを負っている隊長のフェリシアを気に掛ける心優しい一面があり、将来の夢が「可愛いお嫁さん」という少女らしい一面もある。小隊の配備戦車「タケミカヅチ」の研究や復元を担当している。タケミカヅチの修復に没頭するあまり徹夜することが多く、常に寝不足で昼間に突然眠ってしまう事もある。
酒に酔うと性格が豹変し、いつものおとなしい表情も一変し好戦的になる。
経歴
「アカデミー屈指の天才」と言われた天才少女であり、第1121小隊に配属される以前は、ホプキンス大佐の下で「旧時代の生物兵器プラント」の復元を行っていた。とは言え、幼い乃絵留にその自覚はなく、ホプキンス大佐に騙されて利用されていたというのが正しい。その後、復元されたプラントで培養されたのが「見えない死神」と呼ばれる生物兵器だった。(劇中の描写から、ウィルスか細菌の類だと思われる。)ホプキンス大佐はこの兵器を利用し、一夜にして三つの街を壊滅させてしまう。その惨状を目の当たりにした乃絵留は、自分の研究で大勢の人間が死んだという事実から、深いトラウマを抱えてしまう。
その事件以降、乃絵留はホプキンス大佐の下を離れ、第1121小隊へと配属される。配属された当初は、前記した経歴から殆ど何も話さず、夜はいつもうなされていたようである。そんな姿に見かねたリオは、乃絵留にタケミカヅチの修復を依頼する。最初は「人を殺す兵器は作りたくない」と乗り気ではなかったが、リオから「兵器は用いる人間次第で人を殺しもするし、生かしもする」と教えられ、過去を乗り越えるために、タケミカヅチの修復に従事するようになる。
その後、「空深彼方」との出会いや、ローマ軍の女性兵士「アーイシャ・アルドーラ」との交流を経て自身のトラウマを乗り越える。
最終話では修復したタケミカヅチに搭乗し、ホプキンス大佐の戦車部隊を退け、ローマ軍との戦争を止める快挙を成し遂げる。