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CV 伊丸岡篤

原作、山田風太郎著 甲賀忍法帖においては

「色のくろい、目の小さい、牛に似た顔」

「四肢なき忍者。行動の機能を喪失した忍者。ゴロリと達磨みたいにころがっただけの忍者。」と記される。

その実、胸から腹へかけて皮膚が角化し、横に網の目が走り、大蛇の腹部を思わせる鱗がある。

移動の際はそれが起伏し、異常に発達した肋間筋によって肋骨を自由に前後に動くとの事。

のどの奥、食道へ一尺近い槍の穂を仕込み噴出する。その速度から呼気のみではなく、おそらく食道の筋肉が特別の吐逆機能を備えているとされる。

第一のコミカライズ、小山春夫作 甲賀忍法帖では

恐らく一番原作を汲んだ見た目。

第二のコミカライズ、浅田寅ヲ作 甲賀忍法帖・改では

尚恐らく一番原作に遠く、手足は健在だが 全身を覆う拘束具のような物に身を包み這って移動をする。(この方が速いとの事、手足が動くのかは不明)拘束具の下の体は鱗に覆われている。

実写映画版、SHINOBI には登場せず。

そしてコミカライズ、アニメ化にまで及び恐らく一番知名度が高い

せがわまさき作 バジリスク~甲賀忍法帖~

四肢を持たない異形の暗器使い。普段は自室でキセルを吹かしたり、移動には籠を使ったりと決して能動的ではないが、いざとなれば仕込み蛇腹などを巧みに操り俊敏に動く。

また、占星術にも長けており、他の甲賀衆がその結果を指針としているようだ。

また、瑣末的なことも好んで占うようで、水難の相を予見された将監は川でずぶ濡れとなっていた。

敵を油断させ、自らの体内に忍ばせた暗器・仕込み槍の一撃で敵を葬り去る。それが十兵衛の操る暗殺術である。

その術は、一度は伊賀の重鎮・薬師寺天膳をも仕留めている。

仕込み蛇腹を使い、超高速で地を這い移動するそのスピードは鍛え上げられた忍者の脚でも追いつけない。

独自の占星術(現代の占星術とは異なるものと思われるが、その詳細は不明)を用い、対象に起こるであろう吉凶を占う。

百発百中とも言われるほどの高い的中率を誇り、甲賀衆の間でもその評価は非常に高い。

駿府に赴いた甲賀弾正、風待将監の安否についても占星術を用い、彼らを襲うであろう凶兆をいち早く予見していた。

蛇腹胴着の仕組みは「バネ仕掛けになっていて、体をそらせるとガシャッと立ち上がり、蛇腹になる。」との事。

因みに走行スピードは、100mを7秒02だと言う事がおまけ冊子でネタ的に書かれている。

およそ時速51km。すごい。

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