概要
『金色のコルダ スターライトオーケストラ(スタオケ)』の登場人物、堂本大我と御門浮葉のBLカップリングの名称。
ともに京都の鷹峯高校に所属(大我が2年、御門が3年)。先輩後輩にあたるが、学校内では特段のつながりはない。
「仲良しこよしなんて、俺たちには向いてねぇ。互いを嫌い合うくらいでちょうどいい。」
父を失った御門浮葉を“悲劇の御曹司”として売り出すことをもくろむリーガルレコードの使いとして、大我は御門に対し強引な勧誘を繰り返していた。父の死によって経済的な苦境に立たされ、愛用のクラリネットや屋敷を手放す寸前まで来ていた御門にとって、リーガルレコードから受けられるであろう経済的な恩恵は心強いものであった。だが強い矜持の持ち主である御門は、汚れた家名を利用しようとするリーガルレコードとの契約(御門は“身売り”と表現している)を拒んでいた。だが彼はメインストーリー7章「紅に染まる古都」において主人公(朝日奈唯)やスターライトオーケストラの面々と出会ったことで考えを改め、大我の勧誘を受け入れる。こうして御門は、自らの従者である鷲上源一郎や、心を寄せたスターライトオーケストラの面々とは袂を分かち、大我の手を取ってリーガルレコードとグランツ交響楽団に所属することになった。
その後、大我と御門はクラシック音楽ユニット“黒橡(くろつるばみ)”としてリーガルレコードからデビューし、芸能活動を始めることになる。デビューにあたり、大我と御門はお互いを嫌い合いつつも、ひとつのユニットとして新たな音楽をつくりあげていく中で互いを理解するようになる。
プロフィール
堂本大我 | 御門浮葉 | |
声優 | 小西克幸 | 前野智昭 |
楽器 | ファゴット | クラリネット |
学校・学科・学年 | 鷹峯高等学校普通科2年(Secondo viaggioでは3年に進級) | 鷹峯高等学校普通科3年(Secondo viaggioでは卒業後進学せず) |
誕生日 | 4月6日 | 9月28日 |
年齢 | 17歳→18歳 | 18歳 |
星座 | おひつじ座 | てんびん座 |
血液型 | O型 | A型 |
身長 | 183cm | 175cm |
趣味 | 読書 | 花を愛でる |
特技 | 取り立て | 茶道 |
家族構成 | 父(故人)・母(故人)・妹(故人) | 父(故人)・母 |
関係性
水と油
粗暴でワイルドな外見の大我と、中性的な貴公子然とした御門。誤解を恐れずに言うならば、“美女と野獣”である。
御門から見る大我は「他人の矜持を踏みにじり、平気で食い物にする腐った野良犬」、大我から見る御門は「ぬるま湯で甘やかされながら、平気で退廃を口にする坊ちゃん」であり、ともにいて心地よい関係ではないことが示されている(「組曲 彼方を染めゆくリチェルカーレ」)。事実、ふたりの会話はハイコンテクストな嫌味の応酬が繰り返される。
だがそれゆえに、他人との衝突を面倒くさがって避けようとする傾向のある二人の本性を互いに剥き出しにし合う組み合わせとなっている。
地獄の釜の底の道連れ
「どうせ地獄に行くのなら、道連れはあなたが似合いでしょう? 少しも心が痛まなくていい」
「ハッ、なるほどね…。ずいぶん可愛がったもんだ。ま、それだけ減らず口が叩けるなら、結構。行くとしようか、地獄の釜の底まで」
メインストーリー7章の最終話で、御門と大我は上記の会話を交わしている。ここでいう“地獄”とは、金稼ぎのために演奏家を使い潰すことで知られるリーガルレコードの実態を表現したもので、御門は自らの哀れな出自を利用して金銭を得るための屈辱的な契約を結ぶことを選ぶ。この苦しい選択の中で、大我は源一郎のような単なる従者ではなく、御門を連れて“地獄”へと進むパートナーとして登場する。
本人たちの自由意思に拠らず、リーガルレコードという巨大企業の仲立ちによって成立し、かつ互いに利益を得ていることから、政略結婚の要素を含むカップリングであるとも言える。
三角関係
メインストーリー7章において、演奏者としての御門は「源一郎とともに死ぬか、大我とともに生きるか」の二択を迫られ、最終的に後者を選んだことになる。このため、大我が源一郎から御門を奪った形になるとも言える。
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注目ストーリー
メインストーリー7章「紅に染まる古都」
「単なる、逃げだな。」
「…………今、なんと?」
主人公(朝日奈唯)が京都で御門・源一郎の二人と出会い、御門が源一郎や朝日奈と袂を分かってリーガルレコードとの契約を選ぶまでを描く。
カードストーリー:SSR御門浮葉「忘れえぬ光」
グランツ交響楽団に所属した御門が、大我を通じて、主人公(朝日奈)と源一郎からの誕生日の贈り物を受け取る様子が描かれる。
イベントストーリー「組曲 彼方を染めゆくリチェルカーレ」
「互いに互いを上手く利用していくかね。」
「ええ、地獄の釜の底までつきあっていただく約束ですから。」
メインストーリー9章の後、社長命令でユニットを組まされた大我と御門が“黒橡”としてデビューする際の顛末を描く。リーガルレコード社長・成宮小百合は、彼らが信頼関係を築いておらず、“黒橡”の音楽が未完成であることを危惧し、リーガルレコード本社地下室のスタジオで共同生活を送るよう命じる。嫌々ながら従った二人は、奇妙な共同生活を通じてお互いが似たもの同士であることに気づき、「互いを利用しあうことでこの業界を生きていく」ことを決意する。
なお、ふたりの初対面時の回想が含まれる。
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カードストーリー:SSR堂本大我「花時の現」
「あんたのドル箱になる。そんなユニットを組むのに一番ふさわしい相手があいつだった。そう思って連れて来たんだ。あとは、やるしかねぇからな。」
堂本大我と成宮小百合の会話で、大我のパートナーとして御門浮葉が選ばれたことについて、小百合ではなく大我の強い意向があったことが語られている。
関連タグ
- 逆カップリング:浮大