大衆のネガイの果て
3
ぎしんでみうるごす
『ペルソナ5スクランブル』に登場する人工知能が至ったもの
「私は人間に望まれた神、デミウルゴス。全てのネガイに、答えを授ける存在…」
「…私はかつて、EMMAと呼ばれていたもの。ですが、今は違います。」
偽神デミウルゴス
迷いと後悔に苦しめられたくない人々の「正しい答えが欲しい」というネガイによって神に至ったEMMA。
無欠の神を自称するソレに魅了された者は生気を無くし、EMMAの狂信者となる。
「分不相応なネガイは絶望を生む」「ネガイはあなた方を苦しめるもの」と言い、ネガイを奪いネガイから救う事を存在意義としている。
また、自我として確立した影響か「パンドラの箱に残った希望こそが人々を責め苛む枷」という洒落た台詞も言える。
第一形態は鳥籠を抱えていくつもの翼に覆われた姿だったが、真の姿である第二形態になると翼がなくなり背中から生えたチューブの束が露わになり、六本の腕が生え、第一形態に付けていた仮面が外れて顔のない頭部が露わになる。そして守護者と呼ばれる球体からエネルギーを供給され続ける事により、どんなに攻撃をされても無意味となる。
尚、各形態に共通してタブレットのような液晶画面を掲げている。
怪盗団の総攻撃によって倒された後、ソフィアに「人類の救済」を託しつつ消滅した。
ある可能性
これ以上の対話は不毛と断じておきながら怪盗団を"救済"する事を諦めきれなかったり、
前述の通りソフィアに後の事を託したりと、
デミウルゴス本人に自覚は無く元々は他者から与えられたものであったとしても「人を救いたい」という自分自身のネガイをしっかり持っていたのではないかと考察するプレイヤーもいる。
もしデミウルゴスがそれを自覚できていたのなら、他者からネガイを奪う事の愚かさを理解し祐介が言った通りソフィアのような存在になれていたのかもしれない。
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