!!!警告!!!この記事は物語終盤のネタバレが書かれています。
概要
P5Sの物語の中核を担う人工知能、および同AIを搭載したマディス社のコンシェルジュアプリ。
ペルソナ能力を持たない一般人が「特定の人物」に関連した「トモダチキーワード」を入力すると異世界「ジェイル」の中で登録した人物のシャドウが警察官の姿をしたシャドウに襲われて「ネガイ」を奪われてしまう。そのせいで「ネガイ」を奪われた人間は無理矢理「改心」されてしまい、更にジェイルの力で「改心」された人間はジェイルを生み出した「特定の人物」つまりジェイルの「王(キング)」の言いなりとなる狂信者となってしまう。事実上洗脳同然であり、双葉も「私たちの改心とは別物」と断言している。
これが今回全国で発生している「改心事件」の真相である。
心の怪盗団はペルソナ能力を持っていたためネガイを奪われず、EMMAをジェイルへのナビゲーションとして利用できる事が可能であり、ジェイルの「王」に関連した「トモダチキーワード」を入力することでジェイルへ潜入することができる。
ちなみにP5本編の「パレス」やP4の「テレビの中の世界」の時と同様、ペルソナ能力を持たない人間(今回はペルソナ能力覚醒前の長谷川善吉)もペルソナ能力者の力を借りればジェイルへ潜入する事が可能である。
実はEMMAの基礎プログラムは一ノ瀬久音が開発した物で、一ノ瀬から譲渡されたEMMAの基礎プログラムを元にマディス社がバージョンアップして世に出したのが現在のEMMAである。
異世界であるジェイルと深く関わるAI。それが導き出す答えは…
ジェイル
本編の「パレス」にあたる認知の世界。
だがパレスと違って歪んだ欲望の核であるオタカラが存在しない。
更にジェイルの主であるシャドウ(王)が本人の心に還ってもジェイルは存在し続ける。
何より異質なのは、そのジェイルの王を倒しても奪われたネガイが本人の元に全員が還るわけではないということなので、パレスよりもタチが悪い。
構成としてはネガイを奪われたシャドウが囚われた「監獄塔」と、主たる王が待ち受け、奪われたネガイが集められる「鳥籠」が共通で存在している。
またジェイルとは隔離された、全く別の場所からしか侵入出来ない秘密の部屋が存在しており鳥籠の鍵を守るロックキーパーが待ち構えている。
なお、秘密の部屋とそのロックキーパーはジェイルの王の心の歪みと深く関わっている。
これは王をジェイルに居続けさせる為のものだと怪盗団は推測している。
実際に王となった人物たちはそれぞれ以下の心の歪みを持っていた。
・周囲からいじめを受けていた
・身内の力を利用するために八百長で賞を獲らされた
・死亡事故が実は仕組まれたものだった
・第三者の手により孤独となってしまった
・犯人を目撃したにもかかわらず誰も聞き入れてくれなかった
・虐待をした人物が愛した人間を殺した張本人だった
つまり歪んでこそはいるものの、それぞれ善意でやっているため、悪意の塊とされるオタカラが存在しないのも説明がつく。