概要
1:伊邪那美大神とは、イザナミの別名。大神とは神号の一つで、格としては、命・尊(ミコト)より上である。
大神は神々の中でも特に偉大なものに奉られる尊称であり、命・尊は特定の役割を与えられた神格に対する称号である。
神としての伊邪那美は、詳しくはイザナミ の記事を参照。
2:ペルソナ4に登場するキャラクター。本記事で解説。
【警告!!】この記事には、ペルソナ4のストーリーの重大なネタバレが記載されております。
「人の望みを見極める」者・伊邪那美大神
今作のラスボスであり全ての元凶であるイザナミの最終形態。
戦闘時の第一形態は白い拘束具のようなものを身に纏った姿で登場。
この姿は虚像であるらしく、HPを0にしても倒す事は不可能だが、イゴールより託された「見晴らしの珠」により真の姿を現す。
それにより真の姿を現した「伊邪那美大神」は、無数の腕を携えた赤い骸骨という禍々しい風貌であった。
神話よろしく無数の雷を従え、「幾千の呪言」を使い自称特別捜査隊達を追い詰める。
仲間達は主人公を庇い無数の黒い手のようなものに飲み込まれていく。
仲間が消え、力尽きた主人公の前に、今までに築いた仲間たちの言葉が響く。
そして最後に「自分は一人じゃない」ということに気付き、この一年で築いた絆の力により復活。
そして今までかけていた「霧=虚飾」を見通すための眼鏡を捨て、自らの目で真実を見据えた主人公に答え、覚醒・進化したペルソナ・伊邪那岐大神のスキル「幾万の真言」を受け敗北。
伊邪那美大神は「人の子よ……見事なり!」と人間の可能性を認め、自らが生まれた集合的無意識の中へと帰っていった。
「幾万の真言」を受けたイザナミは消滅した訳ではなく、集合的無意識の中へと退いて、主人公の強い想いに人の可能性を感じたイザナミは、主人公たち人間が今後どのような未来を進むのかを見届けるようになっただけである。
それゆえ、再び人間達が虚飾に覆われた世界を望むならば、また現れるかもしれない。
このスタイルは、過去作のペルソナ2のニャルラトホテプの行為とは対になっており、彼女はあくまで人間のために行動していることを示している。
伊邪那美大神ことイザナミが結局何者で、何が目的だったのかは、クスミノオオカミの記事を参照。
キャラクターデザイン担当の副島氏は「本作の一応の決着が着いた後の敵なので、それまでのボスとはデザインのコンセプトが異なる。」と述べている。
(参考:いまこそP4考察@WiKi)