概要
テレビの世界を凶器とする連続誘拐殺人事件を阻止せんと4月15日に結成された。
ちなみに主人公をリーダーに持ち上げたのは陽介。
普段はジュネスのフードコートを「捜査本部」とし、テレビ世界の捜査には家電売り場の大型TVを使用する。
また、テレビの中の世界では全員がクマの作った特殊なメガネを着用しており、霧の立ち込める視界を確保している(『P5』では経験値獲得量を上昇させるアクセサリーとして登場した)。
主人公を除く全員が「目を背けてきたもう一人の自分」と対峙し受け入れてきたという経緯もあり、メンバーは結成・加入当初から結束が固く強い信頼関係で結ばれている。事件捜査以外でも、休日を共に遊んだり勉強会をするなど日頃からとても仲が良く、歴代作品に登場した各チームの中でもトップクラスの結束力であると言える(『4』の世界観が『3』や『5』よりも明るめであるのも理由か)。
また、最近にできたデパートの支店長の息子や老舗旅館の1人娘、札付きの不良、アイドルに高校生探偵と地元で有名人なメンバーも多い。そういう意味ではいわゆる普通の人は(主人公と人外のクマを除けば)千枝のみだが、それでもかなり個性的な集団と言える。
名称は公式でも媒体によって違い「自称」がつかなかったり「特別捜査団」だったりする。
使用ペルソナのモチーフは日本神話、日本昔話、日本史、仏教、アイヌ神話などジャンルこそ広いが、「和風」をモチーフとしている点で共通している。
メンバー
マリー(CV:花澤香菜)※正規メンバーではないが、『P4GA』の日常パートで行動を共にすることがしばしばある。
愚者コミュとして
ランクアップするために特殊なイベントや選択肢があるわけではなく、物語を進めるうちに自然とランクアップ。11月にとある転換期を迎えるが、それにも屈せず真実を追い求めることで新たなるコミュニティへと進化する。
余談
料理の腕について
前作の特別課外活動部には料理の得意なメンバーが2人(※劇場版では主人公は料理上手な設定)、料理は作れないことのないメンバーが1人、そしてメシマズメンバーが1人居るという感じであり、メシマズメンバーはそこまで多くはなかった。
しかし、本作では直斗を除いたメンバーの料理の腕は悲惨すぎるものであり、比較的古参メンバーである千枝は肉ガムなる得体の知れない菓子の愛好家、雪子は旅館の娘なのに料理の味は壊滅的。
この時点でお察しレベルなのだが、二人が共同で料理しようものなら物体X(通称:ムドオンカレー)を生成し、陽介をイゴらせかけるレベルで酷い。
比較的後期に加わるりせは実家が豆腐屋だからマシなのかと思いきや…どこぞの麻婆神父よろしく激辛な味付けを好む始末である。
このせいで『ペルソナ4』の女性メンバー=メシマズという認知がファンに定着してしまった。
『PQ』ではとうとうこれに前作の山岸風花が加わることで地獄絵図が体現されることに…。詳しくは本編をプレイしてみよう。
一方で男子メンバーで明確に設定されている範囲では完二が料理上手という扱いであり、アニメ版だと主人公も料理ができるという設定になっている。
属性被りについて
主人公と完二が電撃属性、クマと千枝が氷結属性という風に前作ほどではないが、メンバーの得意とする魔法の属性が被っており、次回作ではメンバー間での属性被りがかなり少なくなっている。
武器について
原作ゲームではペルソナ召喚時以外は武器を手にシャドウと戦っている設定だったが、アニメ版では専らペルソナ召喚のみで戦っており、展開がスピーディーになっている(ただし、直斗は召喚に際してゲーム版と同じく銃を使っている)。
流石に高校生が日本刀だのバス停だの包丁だのと凶器を携えてデパートに大挙するのは放送コードの関係上不味かったのだろうか。
実際にこの点はゲームでも指摘されており、陽介が武器として持ってきた刀(本物ではない)が屋上をパトロールしていた警官に見つかってしまい、危うく主人公たちに補導歴が付きかける騒動を起こしてしまっている。
この刀は警察側に没収されたが、後日金属細工だいだら.にて武器を調達するという形を取っている(テレビの世界に突入する際には周囲に見つからないように制服の下に隠しているという)。
なお、前作では一般人が認知できない特殊な時間帯に出動、次回作では人々の認知世界に移動といういずれも人目に付かない方法で武器や装備を持ち込んでいるのでそこまで不自然さはない…が、『ペルソナ5』では“凶器準備集合罪”に抵触すると作中で指摘されてはいる。
ちなみに、心の怪盗団が使うのはモデルガンなのだが、白鐘直斗が使っているのはどっからどう見ても実銃であるので銃器の取扱いに関しては(公的に犯罪者と見做されている)怪盗団よりも数段ヤバい事をやっていると言える。