プロフィール
メガネ
メンバーで唯一、サングラス。
クマ(というかキャラクターデザイナー)のセンスがうかがえる。
概要
中学時代から札付きの不良としてその名を轟かせている完二。徒党を組んで悪さをするタイプではなく、今時珍しい硬派な不良のようだ。そんな彼が抱える心の闇とは一体…?(以上、ペルソナ4公式サイトより抜粋) |
稲羽市中央通り商店街にある染物屋「巽屋」の一人息子。父はすでに他界しており、母と暮らしている。
体格が良いのでそうは見えないが、物語の時系列の2011年の時点では15歳で、自称特別捜査隊で最年少となる。
年齢ゆえに『ペルソナ4ザ・ゴールデン』では原付の免許が取れないため、自転車で移動や追撃を行うことに……(自転車運転時にはきちんとヘルメットを着けている)。
暴走族の特番でテレビに出た直後、マヨナカテレビの中に閉じ込められてしまう。
人物
金髪・オールバック・ピアス・額の傷跡・肩掛けジャケットと、見た目はいかにもな不良のステレオタイプ。
人当たりも良くなく、その厳つい人相とぶっきらぼうな口調で相手を威圧させてしまう。
過去にたった一人で暴走族を壊滅させたという逸話があり、地域の人々から札付きのワルとして恐れられている。
…しかしその実態は、仁義にあつく、子供や動物にも優しい繊細な性格。
からかわれたり興奮したりすると時々口調が荒くなったり、女性関係に関しては非常にウブな反応を見せたり、と人間味豊かな青年である。
義理堅く、信頼できる目上の人間にはちゃんと敬意を払い礼節もわきまえられるなど、人としての道もしっかりわきまえている。
しかし、その見た目と口下手さとが相まって第一印象は悪くなりがちで、周囲から必要以上に恐れられた結果、悪人であるかのような噂が独り歩きしてしまっていた。
「暴走族を壊滅させた」というのは事実だが、これは真夜中のバイクの爆音で睡眠不足になった母親の姿を見て憤慨し…というのが真相。
この件が理由で警察にもマークされてしまっているが、堂島遼太郎は事情を理解してくれており、完二自身も堂島には信頼を置いている。
その風貌やからは全く想像できないが、実は裁縫や編み物が趣味で、かわいいもの(モノ・動物問わず)に目がない、しかも料理も得意…と女子力が高いオトメンである。
裁縫の腕はかなりのもので、その出来栄えは趣味のレベルをはるかに超えており、商品として売り出せるほど。
彼のコミュイベントでは彼の作ったぬいぐるみを見た主人公が心の中で、「ものすごく、凝っている!」と絶賛していた。外伝小説「ペルソナ×探偵NAOTO」では「タツミブランド」のあみぐるみとして稲羽市外のジュネスで売り出されるまで人気が高まった事が判明している。
更に、裁縫だけでなく、工作や描画といった図工分野に強く、菜々子の宿題を手伝った際にはクマのぬいぐるみを乗せた車を製作してみせた。
料理も上手だが女性陣の手前自粛しており、当初は「味見くらいなら手伝える」と誤魔化していた。なお料理の腕前は主人公に及ばないと述べており、味はとてもおいしいが色合いが茶色っぽくなってしまうらしい。
ドラマCDを見る限りではコロッケが作れる模様。
一方、そうした面を持つがゆえ、幼い頃から周囲の「男らしくない」という冷ややかな意見、視線を浴びがちで、傷つくことが少なくなかった。
そのため、それを隠し反発するかのように「漢らしさ」に対しても拘りがあり、尖った外見や言動をとったり、プロレス用語を口にするシーンもあったり、となかなかに難儀な嗜好となっている。
そしてこの「漢らしさ」に関する強すぎる意識が、後に向き合うこととなる心の影(リンク先ネタバレ注意)を生み出す要因となった。
以上の人物像を総括すると、不器用な性格に反比例して器用な手先を持つ漢…といったところである。
「不良」だからバイクに乗っているのかと思いきや、免許を持っていないので移動手段は自転車である。この辺もやっぱりちゃんとしている。
P4Gではコスチュームに暴走族の特攻服が登場。
これを着た状態で勝利すると完二の勝利モーションが変化する。
小西早紀の弟である小西尚紀や、家同士で繋がりのあった天城雪子は幼なじみ。
刑死者コミュの休日イベントでは幼少期の尚紀とのエピソードを見ることができる。
開発初期は「上級生の不良」という設定で、特捜メンバー唯一の3年生だったらしい。
メンバーでは陽介と共にツッコミ側に回る事が多い一方で、海水浴に出かけた先で海パンが流された際にヴィーナスの誕生よろしく、ワカメを腰に巻き付けて凌ごうとするなどボケにも乗っかったり、林間学校では大谷花子にフラれて謎の敗北感を味わう(アニメ版)などネタ要員でもあり、その点もファンから愛される要因だと言える。
なお、例のワカメ衣装は何をトチ狂ったのか、『P4D』のDLCに採用され、マリリン・モンローをモチーフとしたセクシー仮装や学園祭女装とセットで販売されている。
戦闘能力
一言で言うと、大器晩成の戦士タイプ。
使用武器は「鈍器」だが、ハンマーや斧のような棒状のものではなく、『硬くて平面積の広い重量物」。
パイプ椅子や学校机といったネタ系から、ファンタジー風の盾まで様々な、重い板状のものを愛用。
HPと物理攻撃力・耐性が非常に高く、その分SPと魔力が低い、典型的な戦士タイプのステータスである。
特にSPの低さは顕著で、初期スキルが既にジオ系の中級魔法「ジオンガ」であるため、弱点ヒットによる『1more』を連発するとすぐSPがカツカツになる。
物語中盤までのバトルでは弱点をつくのが何よりも最優先であること、またそもそもジオ系が主人公の初期状態と役割が被ることもあり、ベンチ要因となってしまうことも少なくなかった。
しかしLv70後半から怒涛のステータスアップが始まり、HPに至っては主人公を上回るほどに成長する。
また高威力の物理攻撃スキル「イノセントタック」も修得し、HPの多さを生かした「イノセントタック」の連発も可能。
また味方全体の攻撃力を上げる「マハタルカジャ」を修得するため、ちょっとしたサポートもこなせるようになる。
最終的には里中千枝と並ぶ自称特別捜査隊の二大物理アタッカーとして大活躍する。
千枝がブフダインや氷結ハイブースタどころかブフーラすらレベルアップでは習得できない(後半はブフ系の役割はクマが引き継ぐ)のに対し、完二はジオダイン、マハジオダイン、電撃ハイブースタをすべて自力習得可能で、かつ最強武器の効果が電撃ブースタとなっているなど、一応ジオ系の役割も最後まで担当可能((ただし魔力もSPも全キャラ中最低のため、割り切って覚えさせないプレイヤーも多い))。
ペルソナ
タケミカヅチ→ロクテンマオウ→タケジザイテン(ザ・ゴールデン)
敵単体への物理技、電撃魔法をメインに覚える。
全体攻撃についても物理・魔法ともに強力なものを覚えるので、ザコ戦にもダンジョン内の中ボス戦にも適任。
ただし電撃スキルの使用時にはSP切れに注意が必要。
メディア展開
P4Uシリーズ
キャッチコピーがかなりアレだが、全員こんな感じだからしょうがない。
行方不明になったと騒がれているが、黒幕の策略であったクマやりせとは違い、寝ぼけてうっかりテレビに落ちてしまったという完全な自爆である。
また、自覚が無いことからP1グランプリを夢の中の出来事だと勘違いし、そのまま突き進んでいくことに。
機動力が低い投げキャラ。
だが従来の投げキャラとは違いダッシュが可能であり、コマンド投げも1回転ではなく簡略化されている(威力は据え置きの高火力)ため、比較的敷居は低い。
その代わり各種技に高めのリスクが設定されている為、むやみな振り回しは出来ない。
ペルソナも図体がでかく、攻撃されてペルソナブレイクを起こすと復活するまでコマンド投げが封印されるので雪子やクマ並にペルソナ依存度は高い。
各種スキルの後飛び込んで椅子を叩きつける『バスタアタック』が追加で発動可能なので確実に狙おう。
追加カラーには『ギルティギア』のポチョムキンを意識した浅黒い肌色と『ブレイブルー』のテイガーを意識した真っ赤な肌色をしたカラーがある。
ペルソナ4 ダンシング・オールナイト
夏休み終了後、りせの要請で芸能イベント「絆フェス」のバックダンサーを務める事になった自称特別捜査隊メンバー。そのレッスンのため都会の芸能事務所に訪れた一同は、またしても異世界に関する事件に遭遇する。
異世界調査の際、学年に分かれての探索を自ら提案するなど「先輩らに頼ってばかりではいられない」と少しずつ成長している姿を見せる。どうやら同学年トリオで日頃から話し合っていたらしい。
また、P4G後日談では髪を黒く染め七三眼鏡スタイルという劇的イメチェンをしていたが、本作では「学生らしさ」というテーマのためにわざわざP4本編時のスタイルに戻している。ただし本人は不良を卒業したらしく、イベントが終わればまた染め直すとのこと。
ペルソナQ
存在しない鐘の音に誘われ、異世界の「やそがみこうこう文化祭」へと迷い込んだ自称特別捜査隊。
そこで出会った特別課外活動部と共に迷宮探索へと乗り出す。
互いの事件について話していたところ、偶然天田乾の事情とその心中を聞いてしまい、以降も気に懸ける様に。話しかけるべきか迷うが、周囲の後押しを受け、不器用ながらも相談に乗ってあげている。
続編「ペルソナQ2」でも参戦決定。前作のコロマルに加え、モルガナにも興味津々。
また、同じく不良枠の竜司との掛け合いもうかがえる。
関連イラスト
関連タグ
ペルソナ4 ペルソナ4ザ・ゴールデン P4U P4U2 P4D ペルソナQ ペルソナQ2
鳴上悠 花村陽介 里中千枝 天城雪子 久慈川りせ クマ(ペルソナ4) 白鐘直斗
不良 脳筋 オトメン 男子力(ヒロイン) ※高校生です 影二