おおむねトラウマ。ガチホモ。
フンドシ一丁で登場するため彼を描くと画面の肌色率が否応なく上がる。
よくネタ扱いされる。
概要
※(注意)この記事はネタバレ要素を強く含みます |
---|
ボクはジブンに正直なんだよ…だからさ…
邪魔なモンには消えてもらうよ!」
隠れた趣味が生み出す暴走超兄貴
見た目とのギャップに悩む少年
染物屋の息子ということもあるのか裁縫好きで、料理好き、絵描きが好き、可愛いものに目がないなどかなり見た目とのギャップが大きい巽完二。
幼い頃から「女の子みたい」「男のくせに」と蔑まれ馬鹿にされてきて隠そうとしないはずがない。彼は自分の中にあるそれらの少女趣味を隠すため、いわゆる世間で言うところの「不良少年」を自ら演じた。
勘違いから……
しかし「君に(事件との関連を調査する上で)興味がある」と少年探偵である白鐘直斗に声をかけられ、直斗は自分に気があるのかと勘違いし、「自分は男が好きなのか」と思いこむ(この時点では、直斗の性別は男だと周囲に認知されていた)。
完二の人付き合いの少なさに起因しているのだろうが、直斗も直斗で言い方が悪い。
テレビの中に入れられた後に映るマヨナカテレビ
「女人禁制!男だらけの汗だく熱帯天国!」と放映。
ゲームでわかるダンジョン名は「熱気立つ大浴場」。内装は大き目のサウナである。
抑圧してきたモノ
裁縫好き、料理好き、描画好きを女みたいだと嗤われた。だから女は嫌いだ、男がいい。男は「男のくせに」って言わない。と語る。
根幹にあるモノ
彼のシャドウがゲイっぽいのは、あくまで上記の直斗とのやり取りや女性への苦手意識をマヨナカテレビが極端に誇張した姿である。
完二の本当の願いは「少女趣味も含めて自分の事を受け入れてほしい」ということであり、決してゲイではない …ハズなんだがな。
特徴
強面だが「可愛いものが好き」で「可愛いものを作るのが得意」という自身の趣味を人に打ち明けられない苦悩がシャドウ化した存在。
……なのだが、ふんどし一丁でオネェキャラ、生み出したダンジョンはサウナ銭湯、あげく放送しようとした番組が『ハッテンぼくの街!』と、どこまでもアホラスっぷり全開のヤバいシチュエーションで固められており、極めつけはダンジョン突入直前で流れてくるどう考えても「アッー!」なやりとりと、まさに公式が病気。
ただし、見方を変えればこの極端さは対人関係に不器用で人との距離のとり方が下手という完二らしさでもあり、ネタにされても周囲に受け入れてほしいという影なりの涙ぐましいいじらしさとも取れる。
しかしそれは一方で自分が受け入れてもらえないのは周りの無理解のせいだと決めつける男らしさどころかオトメンとさえかけ離れた女々しい態度とさえなってしまっている。
完二に否定されて暴走すると、左右が白黒に別れたにふんどし一丁のマッチョなボディに、頭部に当たる部分に本体が薔薇の花束に囲まれ、両手には『♂』のシンボル型の鈍器を一つずつ持っている。
さらに左右には、自身と同じように体が左右で白黒に分かれた禿頭のマッチョマン・ナイスガイ&タフガイの二人を引き連れている。
雪子の影やりせの影も相当きわどいが、完二の影はきわどさのベクトルが完全に明後日の方向に向いている。
なお、他のメンバーのシャドウとは違い、一人称が本体と異なって「ボク」と言う。くねくね体をくねらせながら喋る。
多分、根はいい子。多分。
ただしこのデザイン、アッチ系の要素を除いて考えると
- 薔薇の花に囲まれた本体=自分が好きな可愛らしいものに囲まれて閉じこもっていたい
- 鈍器を持ったマッチョで強靭な肉体=男らしさと戦う力があることを周囲に誇示している
- ナイスガイ&タフガイ=その気になれば友達だって出来ると見せつけている
という、喧嘩に明け暮れ腕力を誇示する事で『自分が周囲に拒絶されるのではなく、自分が周囲を拒絶している』として孤高の不良を気取る完二をこれでもかと皮肉っている存在である。
戦闘での特徴
何とも言えないぐらいにネタ要素満載なシャドウだが、実際には序盤の第二の壁となるかなりの強敵。
など、厄介な攻撃が目白押し。
そして最も厄介なのが、次に出す物理攻撃スキルの威力を高める「チャージ」からの物理全体攻撃スキル「電光石火」のコンボで、下手をするとこれ一発で全滅させられるほど。
また左右の脇を固めるナイスガイとタフガイも厄介で、ナイスガイは物理・ブフ系に耐性を持ち、タフガイは魔法・アギ系に耐性があり、ともに千枝・雪子対策のようなスキルを持っており、この二体をできるだけ早めに排除する必要がある。
回復やステータスアップを使うナイスガイがいるため長期戦になる。
それなりにパーティーを鍛えておかないと体力がかなりサクサク削られる。
そしてアニメにて……
こんな感じで強烈なインパクトを残したため、ファンの間で「アニメでどうなるんだろう?」と期待と不安が入り混じる中、第7話「Suspicious Tropical Paradise」が放送されたのだが……
公式が末期レベルにまで昇華(悪化)していた。
……とりあえず、観れば分かる。
忠実に再現されすぎていてpixiv内でも反響が大きかった。
完二の影が使う『禁断の囁き』(男性キャラクターに毒)、『憤怒の囁き』(女性キャラクターに激昂)はタフガイ・ナイスガイが使用。禁断の囁きは男性2人の尻をいやらしい手つきで撫でる、憤怒の囁きは女性2人が気にしていることをあげつらってディスるというやけにリアリティのある技と化していた。
これは放送していいものなのかと思った人も多かっただろう……。
ちなみにタフガイとナイスガイはゲームでは同じ見た目だが、アニメではちゃんと違いが出ている。
上記の特徴通りなら、
- 赤いパンツを穿き、白い左半身に赤く「N」と書かれている男は雪子の炎魔法で喜んでいたので、タフガイだと思われる。男子二人の尻を触ったり、雪子を「下品な赤」と罵ったりしていた。
- 青白いパンツを穿き、黒い右半身に青白く「T」と書かれている男は千枝の物理攻撃で喜んでいたので、ナイスガイだと思われる。千枝を見た後彼女に同情するように頷いて怒らせた。
立ち位置がゲーム版と逆になっている。
余談
マヨナカ生テレビで巽完二の役の関智一氏は鳴上悠役の浪川大輔氏に対して男の大事なところを触るなどのセクハラ行為を行っていた。ある意味でアニメやゲームのネタを再現してしまった。