概要
精神・肉体ともに頑健で精力的(タフ)な男性(ガイ)のことである。
日本ではかつて昭和の大スター、石原裕次郎のことを指す別名であった。
昭和30年代~40年代の日活の映画では、主演の男性スターに「○○ガイ」という別称をつけて人気を広めるマーケティングが行われており(小林旭「マイトガイ」、赤木圭一郎「クールガイ」、高橋英樹「ナイスガイ」などなど)、この戦略により昭和世代に「タフガイ野郎」など、男臭い男性を意味する目的で幅広く知られる言葉となった。しかしこの日活マーケティングが逆に災いし、むしろ現在は「死語」ととらえている昭和世代が多い。令和となっては実際ほぼ死語である。
関連画像
『ドラゴンクエストⅢ』のタフガイ
『ドラゴンクエストⅢ』では性格の1つとして登場。
2020年には公募式で走者が決定する「DQ五輪」というオンラインRTAイベントで、体力30以上のタフガイをルイーダの酒場で作成するまでを競う「30タフガイ作成RTA」なる種目もあった。予定タイム24時間で53人中完走は1人だけという過酷な争いとなり、このこともあってそれまで視聴者の多さに隠れていたとあるYouTuberの不正疑惑が真実味を帯び始めたのであった…
余談
アトラスのRPG『ペルソナ4』で、主人公鳴上悠のステータス【根気】の最上位ランクの称号として登場する。
また、巽完二のシャドウの分身体として「タフガイ」という敵キャラが登場する。見た目、ネタともに超兄貴だが公式が末期だからしかたない。