天上空(いせれべ)
てんじょうそら
CV:大野柚布子
天上優夜より一つ年下の双子の妹。兄の優夜とは違い双子の陽太とともに美形で、両親からも溺愛されている。頭脳も身体能力もそこそこ優秀だが、先輩である荒木と共に他人を見下して虐めており、また荒木を通して暴走族「レッドオーガ」とも関わりがある。
宝城佳織が王星学園への転入の勧誘をした際、陽太とともに兄である優夜の代わりとして来年に王星学園へ進学できるよう要求をする(この時点で普段は虐げていた兄をダシに自分たちだけ良い思いをしようという魂胆なので図々しいことこの上ない)が、素行調査にて彼への虐めに限らず様々な問題行動を頻繁に行っていたことを知っていた佳織に不適格者として素気無く断られた。兄と佳織が車に乗って去った後に二人を逆恨みし、「絶対に後悔させてやる」と言い復讐することを決意する。(アニメ版ではこの際後ろにいた不良達からも軽く笑い物にされている)。
レッドオーガを連れて王星学園に行き、佳織を人質にして兄を倒そうとするも返り討ちに遭う。陽太は思わず「使えない奴等だ」と口走るが、レッドオーガが惨敗という恥辱を受けることに激高したヘッドにより、首を絞められ殺されかける。空が必死で離そうとするも、「お前も同罪だ」と告げられて蹴り倒されてしまうが、「色々なことをされてきたが、家族は見捨てられない」という考えの兄に助けられる。兄の家族愛を感じた二人は泣きながらこれまでの行為を謝罪、その後はレッドオーガの連中と共に補導され相応の処罰を受けることになった。
原作ではその後については不明だが、テレビアニメ版では13話にて、後ろめたさで隠れながら兄の様子を見ている描写が追加されている。年齢からして保護観察処分辺りで済んだのだろうか。
ラノベ主人公の妹キャラというポジションながら行った所業が殆どタチの悪い小悪党のそれであり外見は他のヒロイン達にも劣らない美少女ではあるため、一部からはそのお粗末な役回りをやや惜しまれてもいる。