概要
無我の境地の三つの扉のひとつで「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」に続く無我の奥にある最後の開かずの扉。
乾貞治の分析によると、無我の力を体内にためこみ、何らかの形で体の必要なところに放出して増幅させる技。「百錬自得の極み」を適材適所に移動させた進化版と推測した。
28年前に「天衣無縫の極み」を開いた越前南次郎曰く、「天衣無縫の極み」は誰でも開ける可能性があるらしい。
この言葉から類推するに、勝つため・ミスをしないためのプレーよりも、純粋にテニスを楽しむためのプレーこそが天衣無縫であるといえる。
発動することにより、幸村精市の相手にトラウマを与えるテニスによるイップス(五感剝奪)を無効化できる他、発する輝きで相手を委縮させ、本来のプレイをできなくするという副次効果がある。そのため、この状態になった相手と渡り合うには「輝きに呑まれないことが絶対条件」と語られている。
天衣無縫の極み発動を発動した越前リョーマは、髪の毛が逆立って色が薄くなりどこかのスーパーサイヤ人と似ているかのような風貌となる。また、「無我の境地」とは少し違い、落ち着きのある雰囲気を持っている。
テニスの王子様本編の全国大会決勝の立海vs青学S1にて越前リョーマが会得した。
新テニスの王子様では、手塚国光、遠山金太郎、鬼十次郎も会得している。
ドイツでは「矜持の光(シュトルツシュトラール)」と呼ばれており、テニスを心から楽しむ愛しさの輝き、強さの原点を極め儚さを知った切なさの輝き、己の強さと弱さを知った心強さの輝きと言った精神派生があると判明した。
Q・Pは鬼との試合で心強さの輝きを体験し完全品質から愛しさと切なさと心強さを宿した究極品質に進化し天衣無縫の極みを発動した鬼すら圧倒する程の力を得た。