「大事な誰かの為になら、多分私は歌えるの」
プロフィール
概要
メディアミックスプロジェクト「D4DJ」の登場人物で、喫茶店「バイナル」の店員。当時陽葉学園の生徒4人でDJ活動をしていたが、姫神達がプロ入りを果たす事と目指す目標がそれぞれ違った為、半ば喧嘩別れのような形でグループを解散。それ以降はDJ活動に信念を持つ事を止めてしまった。
現在は喫茶店で働いており、DJ活動に闘志を燃やすりんく達を後押ししている。更にグルミクにて彼女の学生時代の話が描かれている。
現在は「Call of Artemis」の復活に伴い、休職中。
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以下、イベント「女神の歌声 -SING FOR YOU-」ならびにメインストーリー3章「side:nova」のネタバレ
実はメインストーリー3章のキーキャラクター「歌姫アリア」の後輩だったことが明かされる。
愛莉は幼少期にアメリカに1年ほど住んでいたことがあり、当時聖歌隊に所属していたアリアと出会う。その歌声に魅了された愛莉は同じ聖歌隊に入り、アリアと親しくなった。愛莉が日本に帰国してからも手紙で連絡を取っていたが、アリアが結婚してからは少なくなっていた。
その数年後、アリアは歌手としてデビューする。愛莉は驚きもあったがそれを自分のことのように喜び、「いつかアリアと同じ舞台に立つ」ことを夢見て真剣に歌に取り組むようになり、陽葉学園中等部に入学した。
しかし、その夢は叶わなかった。
アリアがデビューした5年後、「世界一の歌姫」と呼ばれるようになったアリアは日本公演のため来日し、公演の後に愛莉と会う約束をしていた。だがアリアが突然体調不良を訴えて公演は全て中止。中止発表後に約束は果たしてくれたものの、愛莉の前に現れたアリアはひどくやつれており、「もう二度と歌えない、歌わない」とだけ言い残して去っていったという。それが愛莉が最後に見たアリアの姿だった。
その後アリアは引退を宣言し、表舞台から姿を消した。愛莉はショックで歌えなくなってしまい、これが原因でScarlet Canaryは活動休止。(メンバーの茉奈は「私にはあの時の愛莉を救ってやれなかった」と語っている)
時は経ち、Call of Artemisが活動再開した後。日本に帰ってきた愛莉はD4FES. in USAが開催されていたことを知るが、その舞台に立った一星ルミナの歌声にアリアの面影を感じる。
偶然とはいえルミナと1対1で話す機会を得た愛莉は、彼女からside:novaで明かされた秘密__ルミナの正体がアリアの歌を受け継いだAIであること、ネオがアリアの娘であること、そしてアリアがもうこの世にはいないことを知った。
ショックこそ受けたが、「アリアが歌をやめる理由なんてそれぐらいしか考えられない」と覚悟していたため愛莉は落ち着き払っていた。そして、かつてアリアが自分の目標になってくれたように、今度は自分がアリアの娘であるネオの目標になるという決意を固めた。
その後行われた陽葉学園での凱旋ライブにて、愛莉の歌を聴いたネオは「今の世界一が誰か分かった」と言い放ち、その場を後にする。
アリアの死を乗り越えて、愛莉は彼女と同じ「世界一の歌姫」の座に至った。かつての夢は果たされたのかもしれない。