概要
双子の兄で、かつてペガサスに「パーフェクト・デュエリスト」と称された秀才。
ペガサス亡き後、代行としてI2(インダストリアル・イリュージョン)社の指揮を執り、その立て直しに尽力した。ある意味、「ペガサスの後継者」であるミニオンとしての役割を全うしている唯一の人物。
狂気に陥った夜行に「邪神ドレッド・ルート」を通じて操られ、海馬コーポレーション社内にて遊戯の前に立ち塞がった。
他のミニオンと同じくペガサス復活を望んでいるが、他者を犠牲にしてまで達成するべきではないと考えており、邪神からの解放後は夜行らを阻止すべく遊戯と協力関係を結び、同行した。
同じ顔・遺伝子を持ちながら、ペガサスより「ラフ・ダイヤモンド、未完成」と評され、さらに周囲から「月行の劣化コピー」と侮蔑されていた夜行にとって、兄月行は強い劣等感を抱く相手であり、やがてそれを糧にデュエリストとして大きく躍進した。
しかし兄弟の情は確かにあったようで、邪神の呪縛が解けた後は素直に月行の言葉を受け入れ、遊戯に敗北した後は感謝の言葉をも口にしている。
なお、月行に対する「パーフェクト」は、夜行を含めミニオン達からは「完璧」という意味だと思われていたが、実際には「完了」という意味であった。つまり、ペガサスは月行を「デュエリストとしての成長限界に達している」と見ていたようだ。
ペガサスは夜行こそ「パーフェクト(完璧)」な資質を持つと評していた、と月行は考えており、実際後述するように非常に高いポテンシャルを発揮している。