概要
フルーツバスケットのキャラクター、草摩夾×本田透(主人公)のカップリング。
透が紫呉宅に居候することになった初日、草摩由希に喧嘩を吹っかけに来た夾が天井を突き抜けて登場し二人は出会う。この時に足を滑らせた透が夾に抱き付き、草摩家の秘密を知ることとなった。十二支の猫が好きで猫年になりたかった、と伝える透に思わず顔を赤くする夾は必見。
「…なんとなく夾君のことがわかってきました。人より少し不器用で根はきっと優しい人。ごめんなさいの気持ちを知ってる素直な人。」
フルーツバスケット3話より
師匠と武闘のことを嬉しそうに語る夾に話を合わせるべく辛うじて知っていた技(右ストレート)を繰り出した透に「下手くそ」と不器用な笑顔を浮かべるのだった。そして数日後、改装の終わったおじいさんの家に透が帰った際には由希と共に彼女を連れ戻しに行く。
持久走にて遭遇した草摩潑春(ブラック春)に「あのお嬢ちゃんもいただいていくぞ」、「こーんな事やそーんな事、そのうえあーんな事までしちゃうぞ」と言われ謎のムカつきを覚える夾。
【ここのページの胸の前で手を組む本田透が可愛いくてマジヒロイン】
校内で透が男子生徒にちょっかい出されそうになれば透のいた側の壁に腕を付き、彼らを視線でけん制。事態を飲み込めていない彼女に一人でいる時くらいキリッとしてろとアドバイス(?)
「俺が側にいる時ならいくらでもボケとしててもいいけどよ…。べっ別に今のは妙な意味じゃねーぞ!!」
フルーツバスケット19話より
30話では風邪で倒れた透のためにお粥を作る夾。なんて微笑ましい光景……。
共に過ごすうちに夾の内面へ触れ、その存在は透の中で大きくなりつつあった。夾も彼女と話す時には穏やかな微笑みを浮かべるなど他者に見せない表情を見せる。そんな息子に変化の兆しを感じ取った草摩籍真の手により、夾は本来の姿を封印していた数珠を外されてしまう。その姿が透に露見した時には、拒絶されると思い彼女を激しく蔑んだが、彼女の「一緒にいたい」という気持ちを聞き本当の意味で心を通わせた。師匠の願いも叶い、彼にとって透は心の支えとなり、この一件から透を名前で呼ぶようになる。
そして物語が進むにつれて夾は透へ惹かれていく。自覚をしたのは夏休みに訪れていた別荘にて。
透を貶す草摩慊人との口論の最中、思い出すこれまでの出来事。目を閉じて思うのは透のことだった。
『好きだ。好きだよ、そんなおまえがこんなにも』
フルーツバスケット62話より
『いつからおまえが呼ぶ時だけは自分の名前も特別に響くような気がしてたんだろう。おまえが笑うなら何度だって繰り返してやるとか。そんな馬鹿みたいなことを思うようになったのはいつからだったろう。いつからこんなに好きでたまらなくなってたんだろう。』
フルーツバスケット63話より
そして透も夾に惹かれることとなる。まだ自覚はないものの、好きな男ができた時は協力するという夾の言葉に胸が千切れそうな思いで涙を流す。
「…夾君の”願い”って…なんですか?」
「…誰かさんが泣き止んでくれるコト」
「あはは……はい。」
フルーツバスケット75話より
夾に対する感情は同情なのか問われ、夾を救いたいという想いが他の何よりも強いと認識。ようやく惹かれていることを自覚したのであった。夾が母・本田今日子の事故への関与を悔いる様子を愛おしいと思い、恋心が変わることは無かった。しかしその後に事故で崖から転落して入院。透が退院の日、夾からの告白により晴れて恋人同士となる。最終巻では年老いてもなお手をつないで散歩をする仲睦まじい夫婦でいた。
関連イラスト
関連タグ
表記揺れ→きょんる