概要
CV:内海賢二
カメラマン。45歳。
旭勝義の秘書を名乗る人物から連絡を受け、旭がオープンする予定の海中レストラン「アクアクリスタル」を訪れ、そこでコナン達と出会う。小山内奈々とは面識があり、彼女には「宍戸先生」と呼ばれている。
豪快な性格で態度が大きく、問題行動が多い。作中では、連続襲撃事件の容疑者である村上丈に対して挑発めいた発言を繰り返し、目暮十三に咎められていた。初対面(厳密には、「アクアクリスタル」で出会う前にもコナンと一度会っているが、この時はお互いに直接会話していない)にもかかわらず「小僧」呼ばわりされたことから、江戸川コナンにも嫌がられている。
その上、村上に襲われる可能性がある立場にあると知ってからも、ピーター・フォードと同じく動揺した素振りはまったく見せず、自分自身の名前に「六」が入っていることを指摘している。また、「アクアクリスタル」で事件が発生し、施設外に出られない事が発覚した後、みんなが小五郎に対して怒りまくっている中、「次に狙われるのは奈々ちゃんだ」と1人笑っていたり、彼女が殺害された直後に勝手に遺体の写真を撮影したり、施設の爆発で2度目の停電になった後、自分が死ぬかもしれないという時に平然とライターを付けたりするなど、いかにも怪しげなしぐさも見せる。
しかし、コナンと最初に出会った東都航空記念博物館で少年探偵団の写真を撮って喜ばせたり、泳げない仁科稔を引っ張りながら海中を泳いで脱出を試みたりと、優しく男気のある一面も見せている。また、写真の撮影も、外部から応援が来られないことで自ら鑑識の代理を買って出たものであり、「脱出後にフィルムを警察に提出すること」を条件に目暮の許可を得ており、宍戸自身もこれを快諾している。
村上とは過去に面識があり、写真集「殺人犯の肖像」で彼を撮影した事がある。本人は当時のことについて、トラブルは別に何もなかったと語っていたが、実は、彼は犯人と被害者のどちらでもなく、本来なら事件にはまったく関係のないはずの人物であった。作中でたびたび見せた怪しげな言動も、声を担当した内海賢二が悪役を演じることが多かったことから、観客へのミスリードとして彼が犯人だと思わせる演出をしたのだろうと考えられる。
沢木公平が真犯人だという眠りの小五郎(コナン)の推理を聞き、それからはフォードと妙に意見が合う。沢木が小山内奈々・旭勝義・辻弘樹・仁科稔を殺害する動機や、今回の事件を思いついた経緯を聞き、自分とフォードはまったく無関係であるにもかかわらず数合わせのためだけに利用されたことを知り、沢木に対して怒りを露わにした(フォードはこの時、同じ理由で驚きを隠せなかった)。その後は、再び仁科やフォードと「アクアクリスタル」から脱出し、無事に救助された。