概要
Dr.STONEに登場する島(国)。他には「石化王国」という呼称も使われている。
「宝島」はルリが語った「宝箱に眠る」というワードを由来とする便宜上の通称で、島の位置や正式名称は現時点では不明。
ソユーズの生まれ故郷であり、宇宙船ソユーズとプラチナがそこにあると推測され、科学王国一行は嵐に紛れて上陸を果たす。
ところが先に上陸した偵察隊以外の船の乗員の大半が気づいた時には石化しており、否応なしに上陸目的とは全く異なる陰謀に巻き込まれていく事となる。
現在島内には複数の集落が点在し、その全てを‟頭首″とその部下達が支配しており、逆らう者や島から出る者、新しい物を作る者などを武力と石化を以て粛正するという恐怖政治を敷いている。
また、毎年各集落から後宮に嫁ぐ18歳以上の女を選抜と称して強制的に拉致しており、たとえ既婚者であろうと夫から無理矢理奪い取るなど、抗う術の無い住民達にかなりの横暴を働いている。
住民の容姿は黒髪系統の比率が多く、石神村民同様底が高いサンダルを履いている。
島民の一部は髪型をドレッドヘアーにしており、衣装は南国風を取り入れながらも古代エジプト王朝をベースにしている(ドレッドヘアーの原型は古代まで遡る) 。
幹部全員に目の付近、イバラとオオアラシは目尻から、キリサメとモズは眉毛の上から渦巻の紋様がある。
食料事情において南国由来のココナッツやパイナップルが採れる。
文明レベルも一見石神村と大差無いように見えるが、武器のレベルは鈍器に近いような石器が主であるものの、既に布製と思われる衣服や、貝の真珠層(アワビやサザエの光沢部分)の部分を切り出した装飾品などを身につけていたり別方面に発展している。
科学の類はここでも妖術呼ばわりされるが、支配階級の人間は島の文明レベルを明らかに越えたオーバーテクノロジーである石化装置を所有している。石化装置についてはドクターストーンの「メデューサ」の項目も参照(※ネタバレ含む)
ルーツ
石神村の人間と同じ人類最後の六人となった宇宙飛行士達で、宝島に流れ着いた百夜達の子孫の一部が日本本土を目指して旅立ち箱根付近に石神村を築いたが、宝島にそのまま残った子孫達が現在まで続く宝島の住民となり、この宝島民にも百物語が受け継がれている。