演:木崎ゆりあ(2019春SP)
アニメには未登場
概要
鳴見なる原作のマンガ・アニメ「ラーメン大好き小泉さん」の登場人物。
5巻四十杯目より登場。
北海道から引っ越ししてきた転校生。小泉さんや悠らとは異なる、C組の生徒(悠たちはB組)。
ショートカットで、ややスレンダーな体型の少女。少々気弱で、あまり押しも強くないが、簡単にへこたれない強さをも有している。
転校初日の昼休み。友人もおらずクラスになじめてもいなかったため、教室から出て外で弁当を広げていた。
その時に、一人でカップラーメンをすすっていた小泉さんと偶然に遭遇。弁当のおかずにと持ってきたラーメンサラダに小泉さんが食いつき、話しかけてきたのが知り合うきっかけとなる。
小泉さんに少しお裾分けした後に、悠が現れ、「うちでもたまに作る」と話しかけてきた。一緒にお昼をどうかと誘われるも、直後に機嫌の悪い美沙に怯え逃走してしまう。
しかし、逃げた先でC組のクラスの同級生女子と遭遇。小泉さんと何を話し合っていたのかを聞かれ、そこから一緒にお昼をと誘われるように。
その際、クラスの皆と知り合えた事から「ありがとうこいずみさん、ありがとうラーメンサラダ」と感謝していた。
(なお、後日。悠はラーメンサラダ春巻きとラーメンサラダサンドを作り、小泉さんに振る舞う。小泉さんもこれには抗えずに食し、悠は「しばらくは、小泉さんと一緒にお弁当を食べる口実が」と喜び、「ありがとう乃愛ちゃん、ありがとうラーメンサラダ」と感謝していた)。
小泉さんたちとの関わり
後日、小泉さんに「お勧めのラーメンを教えてください」と語り掛けるも、小泉さんに断られる。
その様子を、悠たちは偶然通りがかって目撃。
潤は「見てるこっちが胃痛」、美沙は「泣くんじゃん、あの子」と、やや緊迫した空気が漂ってしまっていた。
しかしそれは、「様々なラーメンに関する情報開示が無い事には、無責任にお勧めは出来ない」という、小泉さんなりのこだわりからの断りであった。
その場はわたわたと戸惑いつつ、「失礼しました」と去って行った乃愛だが、翌日の放課後に同じ場所で、同じ質問を小泉さんにぶつける。
「その話はもう……」と言いかけた小泉さんに、乃愛は昨日に小泉さん自身が提示した情報を口にして、その上でお勧めのラーメン屋を教えてほしいと再度お願いする。
今度は小泉さんも、それに合ったお勧めの店をスマホで検索し、彼女に提示。
「店の数だけ、違った味のラーメンが存在します」
「そして、味の好みも人それぞれ」
「だから、お勧めのラーメンは厄介な問いだと」
そう言われて安堵した乃愛は、自身のスマホに小泉さんの連絡先を交換し、一緒に下校。
再びその様子を見ていた三人だが、悠はいつも通り虹彩を無くした瞳で見つめ、潤と美沙は、
「「あの子、強い」」と、認識を新たにするのだった。
(6巻四十五杯目)
水泳部に入部し、悠とは下の名前で呼び合うほどに親しくなった(しかし、美沙とはあまり親しくできてない様子)。
二年生でも新入りのため、放課後の部活終了後、残ってプール掃除をして、その帰り。更衣室で小泉さんと遭遇する。
小泉さんが、水泳部の未使用ロッカーを無断拝借し、ラーメンの為にと着替え他様々なものをしまい込んでいる事を知る。そして小泉さんから、ロッカー無断使用の口止め料にとラーメン懐石をごちそうになる事に。
小泉さんからドレスを借りてお店に入り、一緒にラーメン懐石を口にする。舌鼓を打つも、小泉さんの口数が少ない事から「自分が子供っぽくて、一緒にいるのが恥ずかしいって思われているんじゃ」と落ち込んでしまった(単に食べるのに集中してただけだが)。
だが、メニューとして供されたラーメンを口にして、微笑む小泉さんを見て、
「私と違って、大人っぽくて謎めいてて、クールな小泉さん」
「でも、今は、同い歳のフツーの女の子みたいで」
「なんだか、ちょっとだけ安心しちゃった」
と、その笑顔に見とれ、自身もラーメン懐石を最後まで楽しんだ。
今日の事は「二人だけの秘密」とするも、着替えるのを忘れてドレスのまま帰宅。両親から心配されてしまう(7巻五十七杯目)。
東京ラーメンショーの時には、悠に誘われ、C組の女子の友人たちとともに参加。
「つけめん・らーめん活龍」の「濃厚うにそば」を購入。しかし子供にぶつかられ、こぼれそうになったところに小泉さんと偶然遭遇、助けられる。
「ラーメンショーは十年以上通っている」と小泉さんからウンチクを聞かされた後に、そのまま別れるが、「十年間通ってたってことは……あれ? 小泉さんって、何歳の時から?」と、疑問を感じてしまった。
その後で悠たちとともにラーメンを食し、食べ終わった後にアサリ系や鶏系のラーメンを頼んだ様子。(8巻五十九杯目)
また、後日に渋谷に赴き、小泉さんとともに塩生姜ラーメンを食した。その時に食べたラーメンは「鶏清湯 青」で、青色のスープ。それを見て、
「北海道(美瑛)の『青い池』みたいです!」と口にしていた(去年に家族で、ピクニックに行った思い出の場所、とのこと)。(8巻六十二杯目)
悠とも仲良くしている様子で、彼女と下校時、一緒にスターバックスに入ってもいる。
その時に、初めて一人ラーメンに挑戦した事を悠に話し、悠はそれを聞いて「(かつての自分のように)乃愛ちゃんも小泉さんになろうとしちゃったか」と、親近感を抱いていた。
その時に入った店は、「九十九ラーメン」で、頼んだラーメンは「元祖丸究チーズラーメン」。
堪能した後、締めを口にしようとしたところ、その店に来ていた小泉さんと偶然にも遭遇。締めの焼きチーズおにぎりを食し、満足を覚える。
が、悠は、乃愛が自然に小泉さんと出会い、一緒に過ごせたことを知り、雄たけびを上げつつ血涙を流し羨むのだった。(9巻六十八杯目)。
袋麺アレンジの時には、とんこつ味のアレンジレシピを紹介。北海道では定番の、「粉末マッシュポテト」を用いたアレンジメニューを紹介した。
しかし実は、小泉さんから教えてもらったアメリカの登山食「Ramen Bomb(インスタントラーメンに、肉とマッシュポテトを混ぜ込んだもの)」の応用との事(9巻六十九杯目)。
道内には親戚がおり、色々と北海道の食材などを送ってくれるらしい。セイコーマートの山わさびカップ麺が送られてきた時には、小泉さんと美沙に分けてくれた(10巻七十四杯目)。
後に、悠とはより仲良くなり、下の名前で呼び合うように。
美沙も、悠が美沙と仲良くしている様子を見て、嫉妬していたりする(「小泉の次は、あの乃愛って子とばっか仲良くして」「美沙といるより楽しそう」と、陰から見ていた)(12巻83杯目)。
後に、小泉さんと三人で「かき氷も出すラーメン店」に赴き、三人でラーメン及びかき氷を堪能した。
その際には、潤より「このメソッドを使えば、誰でも今すぐ簡単に小泉さんを誘い出す事が出来る」という方法を聞いて実行している。
要は、小泉さんが言った事のあるラーメン店をリサーチし、そこの限定ラーメンを一緒に食べに行こうと誘ったのだが、小泉さん自身は「二人に同行したわけでなく、たまたま目的の店が一緒だっただけ」と言い放っている。
しかし悠はこれを聞いても、いつものようにめげる事無く「どうやら再チャレンジが必要みたいだね」といつも通りポジティブに。
乃愛もそれに同意し「がんばろうね!悠ちゃん!!」とめげる様子を見せず、後日悠と一緒に潤の元に赴き「再度アドバイスを、師匠」と教えを乞うていた。これに対し潤は「小泉さんの攻略法は私もわかんないってば」と返している。(12巻八十六杯目)。
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気になる存在:小泉さん(ラーメン大好き小泉さん)
友人:大澤悠