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概要

「五番町飯店」の見習い中の16歳。

中華料理の基本も分からない素人並みの腕しか無く、さんざん先輩たちから暴力を含めイジメられてきたが、同じく先輩たちから嫌われている主人公・秋山ジャンの唯一の理解者となる。


最初はただのお人好しであったが、大会予選で隣の大前孝太のやり方を丸パクリした挙句、それを大前が間違えて持っていったことを知りながらしれっと予選通過をしたり、ジャンの悪ノリに乗って大暴れしたりとなかなかの鬼畜っぷりを見せた。→類友


抜き身の刃のような荒くれ者のジャンも彼にはやや口調が柔らかくなり、たまに渇入れすべく小突いたりはするものの丁寧な教え方をする。


料理の腕は店中最低であったが、そもそも技は見て盗めと指導しない五番町飯店の方針もあって基本もままならなかっただけで、ところどころで素質の良さ(こと、発想に関しては中華の枠に収まらず柔軟)は見せており、それをジャンにも認められている。最終的にはジャンとキリコが中国に行っていた3年間の間に、先輩の望月に代わり五番町飯店から厨房の鍋担当を任されるほどの成長を見せた。

Rでは、あえて鍋担当を降ろされる失態を繰り返し、五番町飯店に戻って来たジャンに師事する事で自身の料理人としての向上を目指す計算高さも見せている(ジャンを毛嫌いする他の同僚達の風当たりを減らすと言う考えもあった)。


2ndではセレーヌ楊と結婚しており、1男4女をもうけつつ(おそらくだが年齢的にRの時点で第一子は生まれている)、彼女の実家である神戸の店「シードラゴン」のコックとして切り盛りしている。

しかし予選2位通過の秋山ジャンJr.を笑顔で思い切りグーで殴りつつ、「殴らないなんてジャンはぬるいな」などとかつての親友を引っこき下ろすような、ジャン以上の不気味なサイコパスキャラと化してしまっている。

息子のマリオはこの気質を受け継いでおり、五番町飯店ではことあるごとに屈託のない笑顔でJr.をイビっている。また娘達はメイド服で店の手伝いをさせられている。


一方で、面倒見も非常に良く、「やる気だけで勝ち残れる程この世界は甘くないぞ」とジャン達に教えたり、一度大谷木琴に負けてしまったジャンやマリオ達を鍛え直すべく、自らも傷だらけになる形で特訓を行っていたりもする。

こういった部分からも、現在も親友だったジャン達への思い入れは強い事が窺える。


余談

  • 無印の中で築地市場に秋山醤と共に来たシーンで「築地市場には初めて来た」という意味のセリフを言うシーンが有るが……実は五番町飯店が有る銀座築地は目と鼻の先、何だったら歩いて行ける距離しか無い。

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