- 秋山醤の、作中でよく見られる表記。
- 秋山醤と五番町霧子の息子。
本記事では2.について扱う。
父については秋山醤を参照。
概要
訳あって父親と全く同じ名前という謎を持つ、料理人の少年。通称は「ジュニア」または「タワシ頭」。
幼い頃から母・霧子から厳しい修行をされてきた。
五番町飯店の料理人であり、「正当な跡取り息子」を自称している。
「料理は心」という信念を持つが、実際には食べた人の心を圧倒することを目的としており、つまりはジャンと霧子の両方の信念のハイブリッドと言える。
容姿と言動は父親譲りであるがそれを除けば年相応の(せいぜい生意気程度の)普通の少年。誰にでも噛みついて対人関係が壊滅的だった父親とは違い大谷一族の様な敵対関係者でなければ人付き合いは良くある程度は礼節を弁えている等常識的である。料理勝負でない時の普段は落ち着いているが平凡な料理しか作らないという気が抜けた一面もある。
また料理スタイルに関しても正々堂々としており基本に忠実または味重視で、奇抜なもの・ゲテモノの類いの様な挑戦的なこと&相手を妨害する行為&身体を張った調理法など父親が得意としていた荒事は一切行わない。良く言えば正統派の料理らしい料理、悪く言えば地味でややインパクトが不足してるという欠点がある。
周囲にはやたら女性キャラクターと絡む機会が多く、女性陣の尻に敷かれているタイプだが、自他共に認めるマザコン。よく言われるがそれについて自身は否定しておらず、「母さんを超える様な女性じゃないと認めない!」と公言するなど筋金入りである。
しかし、このマザコンぶりの根底には歪みがあり、父親が出て行った後の霧子から過剰な英才教育とスパルタ特訓の果てに植え込まれたものであり、体力の限界に陥ってもきれいな笑顔で息子の身を案じる事無く特訓を続行させるという回想から、もはや洗脳と言って差し支えない。
このように、第一印象は父親と似ているが実際の中身は父親とは正反対な部分が所々ある。
良くも悪くも偉大(というより異常)過ぎた父親に影響され毒された料理人達から目を向けられ杓子定規にボロクソ言われるなど災難な目に遭うものの、一方で身内である五番丁飯店の面々からは過去に手を焼かされた父親と比べると大人しいからかジュニアがやらかしてもペナルティは新メニューの考案ぐらいで済ませるなどなんだかんだ可愛がられている。
ある意味では家族と環境に恵まれごく一般的な範囲で育ったifの世界の秋山醤と言える。
関連タグ
山岡士郎……同じく料理漫画の主人公で、立ち位置がよく似ている。
