師匠(キノの旅)
ししょう
pixivにおいては主に「師匠」のタグで登録されている。
名前は不明。キノや相棒の男から師匠とだけ呼ばれ、地の文でも「師匠」「女性」と表記される。キノに戦闘や銃器の訓練、旅の心得などを教えこんだ女性。若い頃は金と欲のためにボロボロの小さな黄色い車に乗って旅をしていた。彼女が主人公ではない話でも、キノが昔に師匠から聞いた話として登場することがある。
長い黒髪の物静かな妙齢の女性で、表向きはお世辞や当たり障りのない言動をとるが、戦闘の腕は非常に立ち、冷静で頭も切れ、知識も豊富。欲望に忠実で、儲けになりそうな話には積極的にかかわり、自身の利益を最大にするためなら不道徳なことも平然と行う。逆に利益にならないことには消極的になる。自身の年齢や容姿などについて貶められた際も、容赦なく対象に報復を行っている。結果として、彼女に関わった人たちからは恨まれたり感謝されたりと、評価は一定しない。もっとも完全に情がない訳ではないらしく、死者の無念を汲もうとするなど、義理堅い一面を見せることもある。
年を取ってからは森の中で1人で暮らしていた。銀色の長い髪を後ろでまとめた老婆で、祖国を出て森に迷い込んだキノを家に住まわせ、銃器の扱いや旅の心得を教え込む。
そのせいなのか、どこか常識がズレている節がある(例えば、通常は木の伐採にチェーンソーを使う所をマシンガンを使って伐採したり)。
若い頃の旅の話もキノにしており、キノには他人に自分のことを聞かれても白を切るようにと注意している。
完全無欠の才女であり、死体には動じないがお化けだけは大の苦手で、幽霊などが絡むと、たとえ儲けに繋がることであっても早々に退散する。
PS2版の特典「いろいろな話」では、シズに取り憑いた幽霊の事を言った相棒を、右パンチ⇒左ストレート⇒膝蹴り⇒踵落とし⇒椅子で凶器攻撃でボコボコにし、多数決ドラマでは、白目を向いて気絶するほどである。
実は名乗らないだけでちゃんと本名は存在しており、決して「師匠」が本名ではない(キノには本名だと思われていた)
作者曰く、ファーストネームだけではあるが初登場である二巻の頃からあったらしく、いつ出るかは謎らしい。
余談だが相棒の男の本名について作者は「彼のことを嫌いというわけではありません」とのみ答えていた……
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コメント
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すべて見るさいかい――the Beautiful Smile――
コロナのせいでどこにも出かけられないので、自宅にある本読み返したら久々にキノの旅にドハマリしました。 そんでもって師匠×弟子のカップリングに萌え(死語)ました。 いやあ、原作じゃあ色気もクソもない二人で、一生恋愛関係に発展しそうにない二人ですが、あの師匠が、ただ役に立つというだけでは、側には置いておかないと思うんですよね。 まぁアレです。分かってないなあとか、お前はキノの旅の何を見てきたんだ? とか言われそうですが、俺の中のキノの旅ではこの二人はこうなんだよ(某ジョージ・ルーカスの名言オマージュ) 是非読んでください。よろしくおねがいします。7,387文字pixiv小説作品日記の国
ずっと前から書きたいと思っていた、バトル系の師弟のお話です。 原作にならってaパートとbパートに分けています。 本文内にリンクを付けていますので、お好きな順序でご覧ください。 (どちらからでもお楽しみいただけると思います) !Attention! ・カップリング等は特にありません ・人が亡くなる描写が1シーンだけありますので苦手な方はご注意を ・特定の思想や宗教を批判、中傷等する意図はありません 以上が大丈夫という方、少しでも楽しんでいただければ幸いです。 以下ネタバレ↓↓ 日記のくだりは『スペルがおかしい箇所を繋げて読むと文になる』という想定です。 実際にスペルミスすると訳が分からなくなるので、カタカナ表記にしてみましたが、いかがでしょう・・・? もし読んでいる最中に気づいてニヤニヤしてくださる方がいたら嬉しいです。 キノの旅は、最後にあっと驚く仕掛けや皮肉などんでん返しがあるのが醍醐味だと思っているので、そのあたりを少しでも感じていただけたら幸いです。7,299文字pixiv小説作品