「一人は高い戦闘技術を、
一人は強靭な精神力を、
一人はとても賢い頭を持っている」
概要
『進撃の巨人』に登場する、エレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトの3人組。
作中では、この三人のいずれかの視点から物語が語られることが多い。
彼等は同じシガンシナ区出身で、巨人の壁内侵攻前から親交がある。
また、エレンにとってアルミンは、後に家族となるミカサと出会う以前からの唯一の親友である。
そのため、よく三人で過ごし、アルミンは本で外の世界のことを二人に教えたり、エレンとミカサは異端視されていたアルミンを虐めから守ったりしていた。
訓練兵となった後、エレンが巨人化能力を覚醒させてしまい、人類から激しい敵意と恐怖を向けられるが、ミカサとアルミンはエレンを信じて庇おうとした。
ミカサは人類への反逆行為であるとしてもエレンを守る為なら兵団と敵対し、邪魔する彼らを殺すことを厭わない姿勢を見せ、アルミンは三人の命運を分ける決死の説得を二人から任されるなど、三人の結束と信頼はとても強い。
「…そういえば…あいつらは…一切、オレを怖がったりしなかったな…」
「私の特技は、肉を…削ぎ落とすことです」
「僕に命を任せると言っている二人は…僕が、この世で最も信頼している人間だ」
まだ年齢故に荒削りながら、互いを補い合うバランスの取れた三人を、幼い頃から知るハンネスは、「一人は高い戦闘技術を、一人は強靭な精神力を、一人はとても賢い頭を持っている」と評している。
声優について
幼馴染3人の仲の良さはは言わずもがなだが、中の人たちも役を超えてプライベートでも非常に仲が良いことで有名。
そもそも3人の馴れ初めは、アニメのキャストを決めるオーディションからだったという。本作はアニメ化前から有名かつ人気作ということもあって、声優が誰になるのか非常に注目されており、
特に主要キャラである幼馴染3人組は非常に倍率の高いハイレベルの大規模オーディションだったため、いくつかのグループでアフレコして選考するという特殊方式をとっていた。
そして、偶然にもこの3人の組み合わせがそのうちの1グループだったという。
ちなみにミカサ役の石川由依とアルミン役の井上麻里奈はこの組でしか受けてなかったらしい。
結果、この3人組が見事選ばれ、三方がほぼ初めまして状態でスタートした。
特にミカサ役の石川由依は、子役出身でそれまで女優業が専門のためアニメ声優としての経験はほとんどなかったこともあり、声優についてほとんど詳しくなかった。そのため、後に梶裕貴と井上麻里奈についてWikipediaで調べたところ、二人とも太字キャラクターばかり演じており、経歴や実績も素晴らしかったため、「こんなすごい方たちと私は一緒にやるのか…」と驚愕したという。
その後、アニメ化によってますます作品の人気に火がつき、世界的にも有名&大ヒット作品となったことで、主要キャラである3人は国内外問わずあちこちのイベントで引っ張りだこ状態になる。揃って出演することが多く、色々な経験を通して強い絆で結ばれていった。
そして、アニメ完結記念によるメッセージでは、各々が次のように述べている。
- 井上麻里奈
「進撃の巨人でしか見られなかった景色が沢山あります。この作品で経験した幸せな事も、辛い事も、全てが自身の財産です。この10年の私の人生は、間違いなく進撃の巨人と共にあり、
- 石川由依
「幼馴染み3人の絆は永遠。 大切な仲間であり、ずっと傍で支えていただだいた大好きで偉大なお二人の背中を、これからも追いかけたいと思います。」
- 梶裕貴
完結した直後に投稿したポストで、自身のXのアイコンを白い鳥に変えている。この鳥は、物語の終盤でアルミンに自身の羽を渡し、ミカサにマフラーを巻いた鳥=エレンを表している。
アニメ完結後も記念アフターパーティーで三方が抱擁や握手を交わしたり、梶のラジオ番組にて二人を揃ってゲストに招いたりするなど、今もなお良好な交友関係が続いている。
関連イラスト
幼少期
少年期
巨人中学校(パロディ)
青年期