概要
「心あたりのある者は」とは、『〈古典部〉シリーズ』「遠まわりする雛」収録の短編小説である(アニメ『氷菓』19話)。
―真面目そうに装っても、その大きな瞳が笑っているのがまるわかりだ。
11月1日夕刻、度重なる奉太郎の「推理」に感嘆するえると、それが気に入らない奉太郎。
「10月31日 駅前の巧文堂で」
「買い物をした心当たりのある者は」
「至急、職員室柴崎のところまで来なさい。」
「理屈と膏薬はどこにでもくっつく」ことを証明するため、奉太郎はえるに、職員室からの校内放送を基にゲームをもちかけ、あれこれと理屈をつけ推理を組み立てていく。
が、いつしかゲームは思いもよらぬ不穏なものへと変わっていく。