恐怖の大王(Conker)
きょうふのだいおう
風車の丘にあるエリアの一角からその冒険は始まった。
それが作中きってのカオスエリア「ウンコ山」である。その名の通り、地面すべてが大便で構成されたありえない地形であり、中央には巻き糞をモチーフにした山が堂々矗立つ。こんなところで何をしろと誰もが言いたいだろうが、それがこのゲームの世界観なのだから仕方ない。
このチャプターは前半と後半で別々に流れが作られている。勿論通しでプレイしても構わない。
前半
風車の丘の一角にある警備兵のいる湖エリア、ここの警備を何とかするのが目的。厳しい警備を突破するためにここのエリアでしか手に入らないものが役立つだろう。
その為にフンコロガシの管轄する小屋に相談すると、普段彼らが作っている「ウンコ玉」の材料が枯渇していることを聞かされる。つまりその材料を調達してこなければならない。
すでに何を言っているか解らないという気持ちもわかるが、もう物語は進んでいるのだから仕方ない。
小屋の頂上まで登っていくと獰猛な水牛がコンカーを睨みつける。そこで闘牛場の要領で猛牛をコントロールし、食い意地の張った雌牛にプルーンジュースを飲ませることになる。当然飲みすぎて腹を下し、中央のトイレで用を足すのだが、用済みになったら猛牛を操って雌牛を大破させる。
どうして?
そしてすべてが終わると猛牛も自分の体重でトイレに落下。先ほどまで雌牛が大量に用を足していたので、落下=肥溜めの中で水死。
どうして?
そしてコンカーも帰ってこなければならないのだが、当然肥溜めを強行突破することになる。
なお、ここで初めて水中遊泳が解禁される。
どうして?
こうして「材料」が揃った所で「ウンコ玉」の生産がスタート。これを押して行き、不意を突いて警備兵にすっぽり被せれば戦闘不能に。道が開けたよ!
どうして?
後半
ウンコ山にはふもとに閉ざされた入口があり、ここから新たなエリアへ進むため、入口を開くことになる。
「ウンコ玉」の使い道がここでもあり、無事に頂上まで運べばなんやかんやあって入口を開く道具にもなる。これまで転がしてきたから大きくなってるし。
しかし中では、やけにしずかな雰囲気が。聞くと、フンコロガシが慌てて脱出しようと焦っていたところらしい。話を聞くと、休憩中に何人もがここで行方不明になったとか。そしてただの偶然ではなく、なにか巨大な手が仲間を掴み、引きずり込んでいった光景を目撃したらしい。
それがこのチャプターの題名である「恐怖の大王」であることを知るまで、あまり時間は残されていなかった。