【彼女】には恋人が居た。相思相愛と呼ばれる《楽園》。其処に微塵の疑いも無かった。
しかし、そう思っていたのは女の方だけだったのだ。堪え難いその事実に気付いた女は、恋人に会う為に道を急いだ。
真っ赤な洋服。真っ赤な洋靴。真っ赤な口紅。そして、真っ赤な花束に抑え切れぬ《殺意》を隠して・・・・・・。
此の悲劇の結末を左←→右すると予想される《因子》。
ワタシは【彼女】のad921d60486366258809553a3db49a4を【否定】してみた・・・
さて。箱の中の猫は、生きているのか? 死んでいるのか?
其れでは、檻の中を覗いてみよう――――
概要
四番目の地平線Elysionにおける、StarDustに登場するスタダ子の何かを否定し、彼女が恋人を殺して自殺をしなかった世界。
モデルになったステラ(スタダ子)が、女性記者にインタビューされている形式で曲が進む。全体的にアップテンポで、明るい曲調。所々に元の曲がちりばめられていて、そのメロディが流れるたび、元の曲を聞いたことがある人はテンションが上がるのではないのだろうか。このアルバムの中では一番幸福になった人かもしれない。ステラのある告白は、とても衝撃的なものでもある。
登場人物
ステラ(スタダ子)
名前は芸名。全身真っ赤な衣装で包まれている女性。恋人に裏切られ茫然とした中で、紳士にモデルにスカウトされる。デビュー後、彼にプロポーズされるが、ステラは断った。それは自分は、同性が好きだと気付いたから。女性として最初に好きになったのはモデル仲間のルナだった。でもその恋はかなわなかった。その後も繰り返し恋に落ちて恋に破れて、人生への熱情も失うほど追いつめたが、それでも正直に生きる自分が好きだと思い直す。また、児童虐待防止団体へ税込定価の50パーセントの寄付を提案し、実行に移す。
CV:Fuki
ルナ
名前は芸名。全身真っ白な衣装で包まれているモデルの女性。ステラの元恋人と付き合っていた。新入りのステラをたっぷりと可愛がったようだが、だんだんとステラのペースにのまれ、親友と呼べる仲になった。
CV:駒形友梨
ジーノ
イカした洋服の初老のデザイナー。業界では巨匠のようである。STARDUCKS COFFEEでコーヒーを飲んでいたところ、ステラに出会った。彼女に会わなかったら、その後死ぬつもりだったという。ステラにプロポーズするが断られた。フルネームはジョルジョ・レジェーロ。
CV:じまんぐ