食物が連なる世界
しょくもつがつらなるせかい
古く劣化した《情報》の為、所々推測しながら補完する事とする。
【彼女】は然る事情に依り瀕死と呼ばれる状態に在った。其処に至るには、何らか幼子の《死》が関係するものと推測される。
やがて、訪れた朝の光の中で、女は愛しい者の腕に抱かれ最期の時を迎える・・・・・・。
此の悲劇の結末を左←→右すると予想される《因子》。
ワタシは【彼女】のad921d60486366258809553a3db49a4を【否定】してみた・・・
さて。箱の中の猫は、生きているのか? 死んでいるのか?
其れでは、檻の中を覗いてみよう――――
二番目の地平線Thanatosにおける、輪廻の砂時計に出てくるとある女性の何かを否定し、その女性が衰弱死しなかった世界。
全体的にテンポのゆっくりとした曲調。キーの1つであろう「星」を想起させるような、ピアノの音色が特徴的。
ボーカルの美しさはCD随一。CDだと台詞などは感情が抑え気味に歌われているが、ライブでは其れが解放され、涙した人も多いだろう。
美しいメロディとは相対的に、最後の女のセリフが、ある意味不気味であるという意見もある。
ちなみに、一部の歌詞が絵で表され、過去最大級に読めない。
コミカライズは古海鐘一が担当した。
女性
この曲の主人公。幼いころは小食で、思春期には発育がよく、それが原因でいじめられていた。その都度かばってくれる女性の親友がいたが、それは思い込みで、親友だった子は自分を引きたてる為にかばっていたにすぎなかった。そのことが露見した後、女は人間不信に陥り、誰も何も寄せ付けずに生きていた。その後、伴侶となる男性にあい、真実の愛や運命はあるのだとやっと思えた。そして、彼との間に子をなす。しかし、その子供は生まれてすぐに死んでしまった。そのことが原因で、女は食べ物を食べなくなり、生きることへの気力も失い、衰弱していった。
女は不意に気付く。この世は、植物が虫に、虫は動物に、動物は鳥に、鳥は人に、そして人は土に、と命は回っていることに。輪廻していることに。我が子が死んでしまったけれども、また産めばよいのだと。
CV:南里侑香
親友
月のように優しい微笑みが素敵な女の子。いじめられていた主人公をかばっていた。しかしそれはあくまで自分の引き立て役としてかばっていただけであって、優しさではなかった。鬼のような形相で「っていうか、ウザいんだけどッ!」と主人公に罵声を浴びせる。
CV:井上花菜
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る【web再録】上へ向かい凪を望む君へ至る箱【Nein男子】
2017年に発行したNeinの名も無き男子たちの本です。 えぬほら2023に合わせてpixiv再録します。 当時手に取ってくださった方、ありがとうございました。 残部まだ少しありますので紙で読みたい方はイベントにてお求めください。 冬薔薇兵士(右と左)、パン屋の徒弟と親方、若かりし言の葉父とギラつく眼の男、 執着以上CP未満の拗らせ片想い幻覚強めなテンション低い掌編詰め合わせです。 食物王子様といじめっこも少し。 タイトルから人選の意図が分かったら僕と握手。Neinコン、楽しかったですね。23,654文字pixiv小説作品