【彼女】の許には、然る権力者との縁談が舞い込んでいた。しかし、女は其れが許されざる境遇に在ると識りながら、尚も頑なに受け入れなかった。
後の世に《童話》と呼ばれる、お伽話のような運命的な出逢い。女は、初恋と名付けた其の淡く幼い想いに殉じ、磔にされてしまう・・・・・・。
此の悲劇の結末を左←→右すると予想される《因子》。
ワタシは【彼女】のad921d60486366258809553a3db49a4を【否定】してみた・・・
さて。箱の中の猫は、生きているのか? 死んでいるのか?
其れでは、檻の中を覗いてみよう――――
概要
七番目の地平線Marchenにおける、磔刑の聖女に登場するエリーザベトの何かを否定し、磔刑にされなかった世界。
この世界でも相変わらずエリーザベトは芯の強い女性である。兄(父)の激昂の裏に流れるギターは聴きどころの一つ。
ほかの話では比較的幸福になっているのが多いが、これは果たして本当に幸福なのか、ローランの間で意見が分かれる。
登場人物
エリーザベト
とある侯妃の娘。幼いころの恋心を貫き、磔刑に処せられるはずだったが、檻の中からガラクタを処分するようにライン宮中伯のもとへと嫁がされる。しかし、跡継ぎを産めず邪魔者となったため、離縁の為の仕組まれた裁判にかけられ、魔女と辱められた揚句婚姻は無効として追い出されてしまう。その後、修道院に入れられ、飾り立てた悪意にさらされながらも、修道生活を過ごしている。彼女はそこで、親に捨てられた子供たちの世話をし、子供たちから聖母と慕われている。フルネームは、エリーザベト・フォン・ヴェッティン
CV:Joelle
父上
エリーザベトの兄であり父である。今回もめちゃ怒ってる。ただ、今回は処刑せずに修道院に入れたため、家族の優しさはあるのかもしれない。
CV:中村悠一
ヴァルター
今回も叫んでる。
CV:大川透
信仰の薄い修道女
裏で親に捨てられた子供たちやエリーザベトをののしっている。
CV:井上花菜
子供たち
エリーザベトを慕っている三人の子供たち。一人は耳に、一人は目に、一人は喉に重い障害を持っている。信仰の薄い修道女に捨て子とからかわれても、「エリーゼ・ムッティがいるからっ!」と平気な様子。
エリーゼ
エリーザベトの幼少期、メルツに渡したお人形がもととなった、殺意を歌うお人形。今回大勝利の人。台詞は高笑いだけ。彼女がいるということは、彼もいるということになるが…。
CV:藤田咲