打ち出の小槌(レプリカ)
うちでのこづちれぷりか
東方ProjectのSTG作品の一つである『弾幕アマノジャク』に登場するアイテムで、鬼人正邪が幻想郷住民たちから逃れる際に使用した「 反則アイテム 」、「 不思議道具 」の一つ。
「 雑魚相手には最強の反則アイテム 」とされる。
名称に「(レプリカ)」とある通り、これは本物の「打ち出の小槌」ではなく、何らかの形でそれを模して造られたものと思われる。オリジナルとの詳細な違いは不明であるが、射命丸文によればレプリカの方は、「 いくら振っても壊れないだけの丈夫に出来ただけの唯のハンマー 」とも評されている(「文々春新報」、『東方文果真報』)。
もちろん本物にある「何かを生み出す」機能もない。
レプリカでない、本物の「打ち出の小槌」は今は小人族の「 秘宝 」(『東方輝針城』)であり、現所有者もまた小人族である少名針妙丸である。
例えば『弾幕アマノジャク』の前作である『輝針城』以後の時間、あるいは『弾幕アマノジャク』以後の時間と思われる『東方鈴奈庵』では小人サイズに戻った針妙丸の(卓上サイズの)住処の屋根上に括り付けられており、針妙丸が魔力の蓄積を待っている。
また『東方深秘録』などでは針妙丸が小槌を弾幕アクションにも使用している。
打ち出の小槌は『輝針城』において重要なキーアイテムであり、この存在とその効果が後に「 逆様異変 」(『文果真報』)として記されることとなる『輝針城』を通した正邪の東方Project作中への登場と暗躍やそのしっぺ返しとしての『弾幕アマノジャク』での逃亡劇にも繋がるなど、正邪にとっては因縁の深いアイテムでもある。
東方Projectに登場する本物の「打ち出の小槌」については「少名針妙丸」記事や「鬼人正邪」記事などを参照。
実際のゲームとしての『弾幕アマノジャク』の起動アイコンも小槌(またはそのレプリカ)を模したものとなっており、第14弾作品としての『輝針城』と第14.3弾作品である『弾幕アマノジャク』とを繋ぐアイテムの一つとしても象徴的に登場している。
また『弾幕アマノジャク』には攻略スタイルや実績に応じて「異名」が解放されるという、一種のトロフィー機能があり、「異名」には本アイテムに関するものもある。
『弾幕アマノジャク』以外でも語られることがあり、例えば「花果子念報」が打ち出の小槌発見かとの記事を発表した際には、これ以前にレプリカの存在を見たことのある「文々春新報」によって花果子念報記事が否定されている(『文果真報』)。
『弾幕アマノジャク』作中では当初は所持しておらず、「五日目」から使用可能になる。同作中ではその実態が具体的にどうであるかは不明ながら「振るって殴る」という非常に直接的なスタイルを採る。
使用制限は初期状態は3回で、成長によって5回まで増加する。
また「六日目」からはメインアイテムとサブアイテムという二つを同時に装備して逃亡に臨むことができるようになる。サブアイテム時はメインアイテム時とは性能が異なり、「打ち出の小槌(レプリカ)」の場合は共に所持しているメインアイテムの効果が増加するという補助的な効果が発揮される。