概要
東方ProjectのSTGの一つである『弾幕アマノジャク』に登場するアイテムの一つ。
前作『東方輝針城』での行いから様々な幻想郷の住民たちとその「 不可能弾幕 」から追われることとなった鬼人正邪が逃亡の際に使用した「 反則アイテム 」、「 不思議道具 」の一つである。
使用中はあらゆる弾幕を回避する無敵状態となることができる。
デザインは薄紫色の生地に、同色の薄紫(生地色)と濃い紫の二色からなる市松模様(正方形を交互に配置したチェック模様)。模様は布の全体のキャンバスの正位置に対して角度がついており、ひし形の連続のようなデザインとなっている。裏面(体に触れる側)には模様はない様子である。
正邪が同作で使用する数々のアイテムは他の幻想郷に住まう者たちが所有するアイテムたちにそのモチーフがあるが、2014年12月現在、「ひらり布」については相当するアイテムについてその使用または所持が語られているするキャラクターが登場していない。
「ひらり布」は、正邪本人が『弾幕アマノジャク』もしくは『輝針城』(正邪初登場のストーリー)以前から所有していたいわば自前のアイテムである可能性と、まだ登場していない「誰か」から正邪が手に入れたものである可能性とがある。
自身の存在性の有無を一時的とはいえひっくり返すようにして弾幕を回避するという意味においては、天邪鬼らしいアイテムであるとも言えるだろう。
なお二次創作などではそのデザインとカラーリングが姫海棠はたてのスカートのそれと類似していることから先述の「ひらり布」の元々の所有者としてはたてが設定されるというストーリーもある。ただしカラーリングの濃淡などについては、はたてのスカートは紫はより深い紫色に近く、濃色部分はより黒に近いという違いもある(『ダブルスポイラー』時)。
はたては『弾幕アマノジャク』では六日目に登場している。
アイテムとしての特徴
最初期から所持しているアイテムの一つで、使用中は限度時間内まであらゆる弾幕を回避する事が出来る。使用時間はボタンを押す長さによって調節が可能で、最初期の性能では一ステージ中で5回まで使用できる。
ただし、使用中は攻撃や移動が出来ない。
『弾幕アマノジャク』ではアイテム使用(または全てのアイテムの不使用)とステージのクリアとの連動によってアイテムの性能が向上するというシステムがあり、「ひらり布」では使用時間(無敵時間)の延長と使用限度回数の上昇がそのレベルアップの内容となっている。
また『弾幕アマノジャク』における正邪の逃亡の後半ではアイテムについてメインアイテムとサブアイテムの二種類を同時に使用できるようになる。サブアイテム時はメインアイテム時と性能が異なる。
「ひらり布」は同時に設定したメインアイテムを使いきった後、回数限定ながらさらにひらり布を使用できるようになるというものとなっている。
この他『弾幕アマノジャク』ではゲームの様々なプレイ実績などに応じて獲得される「異名」というシステムがあり、「ひらり布」に関連したプレイ実績による「異名」も存在する。
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