『銀牙』シリーズに登場する、タックルと噛みつきが合体した必殺技。
様々なバリエーションが存在する。元来は狼の帝国の精鋭・天狼星八犬士が使う門外不出の秘奥義であったが、いろいろあって銀たちにも伝わることとなった。
- 絶・天狼抜刀牙:主人公の使う抜刀牙。前転運動の遠心力を乗せて牙を叩き込む。これに関しては、「喰らいつく」というより「牙で切り裂く」形が近い。
- 撃・閃通臂抜刀牙:前足に気功の力を込めて相手の体に打ち込み、相手の体を内部から破壊する。
- 滅・変異抜刀牙:突撃方向を軸にドリルのように回転しながら喰らいつく。開いた顎の軌跡が十字型に見えるのが特徴。
- 烈・幻夢抜刀牙:上記とほぼ同じ。ただしこちらはわずかなつむじ風を竜巻に変える力を利用した、無数に分身してドーナツ状に渦を描くように見える動きが特徴。
- 斬・飛翔分身抜刀牙:自分の体に背負った小柄な二匹の弟と同時に三位一体で喰らいつく。
- 乱・蛇龍身抜刀牙:蛇が飛びつくように螺旋状に動いて相手に躍りかかり鎧に仕込んだ毒針を打ち込む。
- 襲・突槍抜刀牙:欠損した片前脚の、鋭く尖らせた骨を槍にして突っ込む。なおこれを受け継いだ伊賀忍犬頭領・赤目は、前脚の骨の槍の代わりに鋭く尖らせた木片を口に咥えて使っていた。
- 砕・雷針抜刀牙:鍾乳洞の中で、切り落とした鍾乳石を雨あられと降らせて串刺しにする。