概要
「拒絶反応」とは、自分と異なったものを拒絶し排除しようとする反応のことである。
本来の意味について
臓器移植の際に問題になる、移植された組織が移植先によって異物(非自己)と認識されて免疫によって生着を阻害される反応のこと。
移植片と宿主のMHC(主要組織適合遺伝子複合体 ヒトの場合はHLA(ヒト白血球型抗原)とも呼ばれる)の違いによって起こるため、MHCが近い者同士で行うと拒絶されにくく生着しやすい。
慣用的な意味について
自分が理解できないものなどを、生理的・心理的に強く拒否し、知ろうとすらしないこと。
理由もなく拒絶感を感じるような場合もある。
俗に「アレルギー」と呼ばれることもあるが、本来の意味からするとまったく異なったものである。