概要
韓国の小説、漫画、ウェブトゥーン。
小説版
著者 | Yuna |
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出版社 | D&C Media Co |
漫画版
原作 | Yuna |
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作画 | iNA |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | カカオページ(韓国語版)ピッコマ(日本語版) |
あらすじ
神のお告げにより生まれたアリスティア。次期皇后として育てられてきた彼女だが、ある日異世界からやってきた美優の出現により、皇后ではなく皇妃として迎えられることに…。そんな中、反逆罪で処刑されて…と、目を覚ますと幼い頃の自分に転生!?果たして残酷な運命は繰り返されるのかーー!
(ピッコマより抜粋)
登場人物
- アリスティア・ラ・モニーク/アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク
位 | 侯爵令嬢 |
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派閥 | 皇帝派 |
父親 | ケイルアン・ラ・モニーク |
母親 | ジェレミア・ロー・ソニア/ジェレミア・ラ・モニーク |
愛称 | ティア |
本作の主人公。
帝国の忠臣・モニーク侯爵家の娘。皇太子・ルブリスの婚約者。銀色の髪に琥珀色の瞳を持つ美少女。
転生前…16歳
次期皇后として育てられてきた為、感情をほとんど表に出さなかった。そのせいで周りからは冷たい女性として見られていた。ルブリスに想いを寄せているが、突然現れた美優がルブリスに気に入られたことで皇妃として迎えられる。一時はルブリスの子を身籠るが、流産。
そのせいで妊娠中の美優を流産させた疑いをかけられた父親のモニーク侯爵が処刑される等の事が重なり、遂にルブリスをナイフで刺してしまい、斬首刑で殺されてしまう。
転生後…9歳
以前はお互いに距離を置いていた父・モニーク侯爵と仲が深まり、アリスティアからも積極的に関わるようになる。モニーク侯爵が団長を務める第二騎士団の騎士達と関わったり、アレンディスやカルセインなど友達をつくったりと転生前と比べて明らかに明るい性格になった。神からフィオニアという名を授かる。
父やアレンディス、屋敷や騎士団の人と関わっていく内に周りの人達を巻き込みたくない、という思いが強くなる。モニーク侯爵家の後継者はアリスティアのみ。それを利用すれば皇太子からも逃れられられる、と騎士となり家を継ぐ覚悟を決める。
- ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
位 | 皇太子 |
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父親 | ミルカン・ル・シャーナ・カスティーナ |
母親 | 不明 |
愛称 | ルブ |
父親で先代の皇帝であるミルカン・ル・シャーナ・カスティーナが高齢になるまで子供に恵まれなかったため、ミルカンが崩御したのち、若くして現皇帝に即位している。アリスティアより5つ年上。
アリスティア転生前
神様からのお告げで定められたアリスティア・ラ・モニークと婚約をしていたが、異世界から転生してきた美優に心を奪われてしまう。アリスティアからナイフで刺されてケガを負い、一命を取り留めたあとアリスティアに反逆罪を言い渡して斬首刑に処した。
アリスティア転生後
転生前と変わらず、アリスティアを疎ましく思い憎んでいた。だが、少しずつ変わるアリスティアに対し徐々に心を開いていく。
- アレンディス・デ・ベリータ
位 | 公爵令息 |
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派閥 | 皇帝派 |
父親 | ルース・デ・ベリータ |
母親 | セルビアーナ・デ・ベリータ |
愛称 | アレン |
ベリータ公爵家次男。アリスティアより3つ年上。
アリスティア転生前
数々の優れた法整備や新法考案に携わっており、「奇跡の天才」としてアリスティアもその存在は知っていた。
(実際に会ったり、話したりはしていない模様)
転生後
アリスティアが皇帝に非常に画期的な税に関する提案をした、ということを聞き興味をもつ。現在は友達という形でとても親しくしている。(アリスティアの初めての友達)明るく頭も回るが、ダンスや剣術などの体を動かす系は大の苦手。
- カルセイン・デ・ラス
位 | 公爵令息 |
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派閥 | 皇帝派 |
父親 | アルキント・デ・ラス |
母親 | エルニア・シャーナ・デ・ラス |
愛称 | セイン |
ラス公爵家次男。アリスティアより3つ年上。
母が皇帝ミルカンの妹のため、ルブリスとは従兄弟にあたる。転生前でも後でも最年少で騎士に叙任した。剣術に非常に秀でた天才騎士。
- 美優/美優・グラスぺ・デ・ゼナ
アリスティアらの世界に突然やって来たJK。外見や名前、当時の服装からして日本からやって来た可能性が高い。
アリスティア転生前
アリスティアのことを一方的に妬み恨んでいたルブリスの正妻になり、帝国の皇后となる。だが実年齢は17歳の子どもで生まれ育った世界とは全く違う世界になかなか慣れることができずにいた。この世界は17歳になれば家門の跡を継いだり他の家へ嫁入りするのが普通で、もう大人同然だが、美優の住んでいた世界が日本だとすると17歳はまだ未成年の子どもである。また、彼女はこの世界の作法や礼法を覚えることができずにいた。ルブリス曰く3年間も教師をつけたにもかかわらずほとんど身に付けていなかったとか。このようなことで、皇后(美優)が本来やらなければならない仕事は全て皇妃のアリスティアが行っていた。その後ルブリスとの子どもを妊娠する。しかしこの件に関係したあることでアリスティアの父ケイルアンが処刑され、アリスティアがルブリスを襲うという事態に陥ってしまう。アリスティアは処刑、モニーク侯爵家は解体される。だがアリスティアが処刑されたことで彼女がこなしていた美優の仕事、少しだがルブリスの仕事が一気に押し寄せる。そんな中、ルブリスは遠征に出る、と言い帰らずそのまま帰ってこなかった。美優はといえば出産はしたが「ゼナ公爵」に胸を貫かれ殺されてしまう。
アリスティア転生後
転生後の登場はアリスティアの幼少期が長かった為か遅めとなる。ここでは前世での記憶があり、自らを殺したゼナ公爵、置いていったルブリスに復讐するべく行動する。
小説・漫画の表記で名前は片仮名になることはなく、世界にやって来ても変わらず「美優」の漢字が用いられている。
- ケイルアン・ラ・モニーク
位 | 侯爵 |
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派閥 | 皇帝派 |
妻 | ジェレミア・ラ・モニーク |
娘 | アリスティア・ラ・モニーク |
帝国の忠臣・モニーク侯爵。アリスティアの父。第二騎士団団長。アルキントやルースとは仲が良い。
アリスティア転生以降はアリスティアに愛情を注ぐようになり、溺愛する。要するに、親バカ。
元々、現在のラス公爵夫人(エルニア)と婚約していたがそれを解消し、ジェレミアと結婚した。
- ジェレミア・ラ・モニーク
位 | 侯爵夫人 |
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派閥 | 皇帝派 |
旧名 | ジェレミア・ロー・ソニア |
夫 | ケイルアン・ラ・モニーク |
娘 | アリスティア・ラ・モニーク |
モニーク侯爵夫人。アリスティアの母。ソニア男爵一族出身。髪色を除けば、アリスティアと双子のように瓜二つの容姿をした女性。
- アルキント・デ・ラス
位 | 公爵 |
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派閥 | 皇帝派(皇帝派首長) |
妻 | エルニア・シャーナ・デ・ラス |
長男 | カイシアン・デ・ラス |
次男 | カルセイン・デ・ラス |
ラス公爵。皇帝派派閥首長。第一騎士団団長。
カルセインとカイシアンの父。エルニアには一目惚れだったそう。
- エルニア・シャーナ・デ・ラス
位 | 公爵夫人 |
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派閥 | 皇帝派 |
兄 | ミルカン・ル・シャーナ・カスティーナ |
夫 | アルキント・デ・ラス |
長男 | カイシアン・デ・ラス |
次男 | カルセイン・デ・ラス |
ラス公爵夫人。カルセインとカイシアンの母。現皇帝ミルカンの実妹。皇太子の叔母にあたる。美しく聡明ながら非常に気が強く、人一倍声が大きい。ルブリスの事をあまりよく思っていないため、息子達がルブリスと関わることを嫌っている。
- ミルカン・ル・シャーナ・カスティーナ
位 | カスティーナ帝国33代皇帝 |
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妹 | エルニア・シャーナ・デ・ラス |
妻 | 33代皇后 |
息子 | ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ |
カスティーナ帝国33代皇帝。ルブリスの父。
長年子供に恵まれず、やっと生まれたのがルブリスだった。ルブリスに厳しくするのは自分以外厳しくしてやれる存在がいないから。本当はルブリスのことを大切におもっている。
- ルース・デ・ベリータ
位 | 公爵 |
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派閥 | 皇帝派 |
妻 | セルビアーナ・デ・ベリータ |
長男 | アレクシス・デ・ベリータ |
次男 | アレンディス・デ・ベリータ |
ベリータ公爵。アレンディスとアレクシスの父。帝国の秀才と呼ばれる宰相。自らよりも頭脳明晰で秀でたアレンディスを疎ましく思い、アレクシスばかりを可愛がる。
- セルビアーナ・デ・ベリータ
位 | 公爵夫人 |
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派閥 | 皇帝派 |
夫 | ルース・デ・ベリータ |
長男 | アレクシス・デ・ベリータ |
次男 | アレンディス・デ・ベリータ |
ベリータ公爵夫人。アレンディスとアレクシスの母。
- プリンシア・デ・ルア
位 | ルア王国第二王女 |
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婚約者 | カイシアン・デ・ラス |
ルア王国第二王女。非常に聡明で、優れた政治感覚をもつ。後にカイシアンに告白され、婚約する。次期ラス公爵夫人。
- ビクトール・デ・ゼナ
ゼナ公爵。貴族派の首長で本作一の腹黒。アリスティア転生前の美優を殺した人物。転生後は美優を娘に迎える。しかしこれまでの悪行の数々で後に斬首刑となる。
別名・表記ゆれ
韓国語→버림 받은 황비
略称→捨て妃
関連リンク
関連タグ
ティアムーン帝国物語:王家関係者が斬首刑にされてタイムリープ転生するライトノベル・コミック作品つながりで、当作の主人公の愛称が「ティア」である為に、「ティアムーン帝国物語」のアニメ化の際に当作をイメージした読者も少なからずいると思われる。