操(フリーゲーム)
みさお
『操』とは、2011年5月26日(ver.1)に公開されたRinBu(現:せん)による探索型アドベンチャーフリーホラーゲーム。
ホラージャンルなこともあり、ホラー演出は勿論、グロテスク・暴力・殺人・虐め・性的暴行の描写が含まれているため要注意。
キャラクターのイラスト(立ち絵)がとても可愛らしく、ちょっとしたギャグ演出もあり、つっこみどころ満載なゲームになっている。初見殺しの即死イベントが多い(所謂死にゲー)。しかし終盤に近づくに連れ、ストーリーが重くなっていく。
オリジナル版
2011月5日26にver.1が公開。
2011月10日14にver.2が公開。
2014月6日25にver.3が公開。
ver.2は真EDが追加されている。ノーマルEDをクリアした後解放される。
ver.3はキャラグラフィックと顔グラフィックが追加され、一部MAPの構造変更もされた。さらに、即死ポイントも追加。さらに男主人公の真EDも追加された。ただし、ver.2では男主人公を選ぶには女主人公をノーマルEDをクリアし、男主人公を選んでもう一回クリアする必要があったが、ver.3は最初から男主人公の選択が可能となった。
リメイク版
2017年10月25日にSteamで、リメイク版『Misao: Definitive Edition』が販売されている。「Definitive Edition」とは俗に言う『決定版』の事を指す。
ストーリーはほぼ変わらないが、立ち絵の一新やシナリオの追加と変更され、ver.1~ver.3までなかったギミックや即死要素。ステージの構造も一部削除や一新されている。
真EDのあるマップでゲームオーバーがなくなりスムーズに遊べるようになっている。
2024年8月15日から『Misao: Definitive Edition』のHDリマスター版がSteamで発売(要はリメイク版のリマスター版)。ドット絵が作り直され、UIの変更と新機能に行き詰まった時に目的を教えてくれる「異界マニュアル」の追加。演出・シナリオ・テキストが新たに加えられたりと追加と変更が多い。
真EDにゲームオーバーになるマップが戻ったりとオリジナル版を準拠した部分もある。
小説版
2014年8月30日に小説版『操 鳴神アキの異界事件簿』が発売。著:元長柾木、イラスト:糸色。
三ヶ月前、ひとりの少女が行方不明になった。
物静かで目立たず、クラスでも地味な存在だった彼女はクラスの虐めの的となっていた。
アキの通う学校では、度々怪現象の噂が囁かれていた。
クラスメイト達は言う――「操の呪い」だと……
※ゲーム・小説版のネタバレ注意※
- 主人公(デフォルト名:アキ / 鳴海アキ)
女主人公
ごく普通(?)の女の子で、彩加とは友達。操の事が気になっていて、行方不明になる前から操と友達になりたがっていた。操を開放するためなら己の命さえ厭わない一途で献身的な性格だが、一方で狂気的な一面もあり、何の躊躇もなく人をバットで撲殺したり、クラスメイトを助けられず目の前で惨殺された際にも落ち込む素振りなど見せずにテヘペロ☆をかますなど結構ヒドい。挙句の果てには暴走を止めるためと操まで殴り倒し、更には男性主人公にさえ異世界から干渉して人殺しを強制させるなど、目的を果たすためならまるで手段を選ばない。
男主人公
女性主人公と対照的にこちらは比較的常識人。男女どちらを選んでもストーリー本筋には大きな変化はないが、性別と性格の違いから女性主人公とはセリフや演出等が少々異なってくる。
- 操 / 古川操
行方不明になった少女。クラスでは地味で目立たないようで友達が少なかったらしい。さらに吉野にいじめられていた。そして、彼女の恨みが今回の異変を起こす。辛い過去を持つ。
- 叶真 / 結城叶真
早乙女の彼氏。女たらしのチャラ男。大体のプレイヤーに名前を正しく読(呼)んでもらえない。また、操が好きだった男。顔はイケメンだが、ビビりでヘタレ。
- 早乙女 / 早乙女陽菜
主人公のクラスメイト。叶真の彼女。通称「おとめ」。ぶりっ子で巨乳美人でよく男子からモテる。
- 吉野 / 吉野佳月
主人公のクラスメイト。操をいじめていた虐めグループの筆頭格。操をいじめていたが彼女はからかっただけと主張している。レズビアン。
- 工藤 / 工藤守
主人公のクラスメイト。大人っぽく落ち着きのある少年。操の幼馴染。ゲーム版と小説版では操が工藤に対してひどいことを言われる。
- 倉田 / 倉田秀樹
主人公の担任教師。イケメンで手フェチ。美形教師で気前が良いため生徒からの人気が高い。しかし、過去にいじめを受けていた。
- 彩加 / 如月彩加
主人公の親友。倉田のファン。天然ミーハーギャル。倉田に毎回ラブレターを送ったりなど、若干ストーカー行為をしているが本人は気付いていない。
謎の男性。主人公の通う学校の生徒会長。今回の異変について妙に詳しい。人間ではない。そして、同作者2作目のゲームにも名前は違うが登場する。
眼鏡っ子の謎の少女でヒントをくれる。図書室によくいるから図書室さんと呼ばれている。友達が少ないらしい。鬼瓦と同じく人間ではない。小説版では鳴海アキと同行したりなどゲーム版と違った図書室さんが見られる。
イベントで名前変更ができ好きな呼び名を付けることも出来る。その際に「アヤ」と指定するとやんわりと断られる。
何度か会話してる際に出てくる籠りがちな科学者の父親、そして眼鏡以外の容姿から作者2作目のゲームの人物との関係を匂わせる。