概要
現在のfineの前身ユニット。
まとめ役の青葉つむぎ、二枚看板である巴日和と乱凪砂、そして現fineのリーダー天祥院英智の4人で構成されている。
メンバーは全員、腐っていた夢ノ咲学院を革命したいという思いの英智に賛同している。五奇人を倒し、夢ノ咲学院へ改革を行った英雄である(と大衆は認識している)。
契約書の交わされたビジネスライクな関係ではあったが、その思い出は苦々しいものだけでは無かったとメンバーは回想している。英智のみ、メンバーには少々気まずそうな態度をとる。
契約書の期限が切れた以降は、精神的に限界が来ていた日和と凪砂は七種茨にスカウトされ転校、つむぎは逆先夏目と共に「革命で取りこぼした人を救う」というコンセプトのもとSwitchを結成した。そのため、旧メンバーのうち英智のみが現在もfineに残っている(ただし英智はfineを存続させようとは思っていなかった)。
関連ストーリー
ズ!
- 追憶*集いし三人の魔法使い ※通称エレメント
- 駆け引き◆ワンダーゲーム
ズ!!
- メインストーリー第一部 (第五章 第百四十八話『Martyr』)
- メインストーリー第二部 (第八章『SS/エピローグ⑧』)
- スカウト!荒野の花
新章「!!」での彼ら
メインストーリー第一部・第五章 第百四十八話『Martyr』
英智「単にかつての僕のように、おまえの巻き添えは御免だ、と仲間に見捨てられて孤独になっただけかな?」
凪砂「……その表現には語弊がある。かつての私たちには、君が望めば一緒に手を取り合って戦場から離れる用意もあった」
日和「そうそう。きみが望んで居残ったんだね、きみがつくった戦場に」
第一部完結目前の第百四十八話にて、英智が「助けて」と望めば、凪砂と日和は共に戦場を離れる用意があった事が判明する。また、(台本である可能性もあるが)凪砂の口から『Eden』にとって『fine』は旧友にして最大の宿敵であると明言された。
メインストーリー第二部・第八章『SS/エピローグ⑧』
英智「ううん。ここでfine(終わり)にするのは、もったいない♪」
凪砂「……私も同じ気持ちだよ、旧い友よ」
凪砂「……私たちの目の前には、まだまだ豊かな世界が広がっている」
凪砂「……そこを、私の愛する人々が、笑顔で満ち足りて暮らせるEden(楽園)にしよう」
基本的に相手に対する解像度の高い旧fineの面々であるが、第二部では特に顕著にそれが描かれており、SS編エピローグ⑧ではゲートキーパーから凪砂が受けとったものを見事に的中させる英智や、英智が暴走した際は止めてみせると宣言する凪砂が見られる。
「ここで終わりにするのはもったいない」と語る英智に同じ気持ちだと言い、「旧い友よ」と伝える凪砂。
五奇人のよく使う単語である「旧い友」とは「古くからの友達」という意味であり、凪砂はfineの頃から英智を友達だと思っていた事が(一部でもあったように)示されている。
罪を背負いながらでも一歩一歩進んでいくという凪砂には、英智から「みんなで一緒にね」と伝えられており、凪砂もそれに対し今度こそ何も手放さないと発言した。
また「愛する人々が、笑顔で満ち足りて暮らせる楽園にしよう」というセリフからは、旧fine時代に四人で掲げた『世界中に笑顔と愛を振り撒く』という理想を今も大切にしている日和同様、凪砂もまた掛け替えのない友人と掲げたそれを大切にしている様子が窺える。
英智に付けられた「ブルーバード(青い鳥)」という渾名を大切にしているつむぎや、四人で掲げた理想を今も大切にしている日和と凪砂。
fineを離れた三人にとって、苦い記憶であったとしても、同時に大切な思い出であったことが分かる。