CV:梶裕貴
実写ドラマ版キャスト:小栗旬(サブローと一人二役)
概要
織田家家臣の一人。
温厚かつ品のある性格の持ち主だが肺を患っているため普段は頭巾で顔に巻いている。
非常に聡明で信長の右腕的存在であり、戦や政治にも重宝されている。
ネタバレ注意
実は本物の織田信長。サブローと容姿も声も瓜二つ。ただ性格だけが驚くほどに似ていない。
生来病弱であったが故に戦国という乱世で生き抜くことができないと悲観し、彼の妻である帰蝶も家臣たちもすべて捨てて家を飛び出した。
サブローがタイムスリップした際に出会った武士で彼に身代わりを頼んだ後は隠居していたが、後に明智家に仕え、跡継ぎがいなかった当主に気に入られた為、断れず養子となり、明智家を継ぐこととなる。しかし戦で一族が滅んでしまい朝倉家の居候となりさらに第15代室町幕府将軍である足利義昭に仕えた経緯があり、サブロー曰く面倒臭い人生を歩んで来た。
サブローが美濃を攻略した際に再び現れ、サブローを支えるために織田家家臣となることを宣言。
サブローからはミッチーと呼ばれている。
顔がサブローとそっくりなため、普段は頭巾で顔を隠しているのでときに影武者として活動もする。礼儀作法を嗜んでおり朝廷での女性達には持ち前の端麗な容姿もあってか好評であった。
武士として戦も上手く、部下に褒美を譲るなど謙虚さも持ち合わせている。だが体力がないのが弱点で、駆け足しただけで息切れを起こして倒れたりする。
声までもサブローと同じなので、竹中半兵衛に怪しまれている。
サブローと顔は同じであるが読者にはすぐに見分けがつくだろう。ワイルドなのがサブロー。きっちりなのが光秀。これでよし。
「仏を恐れぬ第六天魔王か・・・その名は私が貰っておこう」
比叡山延暦寺攻めをした際に、虫の息であった延暦寺の僧が恨みながら吐いた第六天魔王という名に対して光秀が言った台詞である。
実は延暦寺攻めを提案したのはサブローではなく光秀であり、サブローの天下統一を邪魔する僧兵達を消そうと進言した。
このようにサブローのためなら非人道的な行為もやってのけてしまう一面も持つ。
「私は一人でも敵を減らしたいのだ」
品の良い笑みを浮かべて恐ろしいことを告げる光秀。
織田家に対する想いが人一倍強く、故にサブローの天下統一を阻む敵には一切容赦がなくなる。(病んできたとか言ってはいけない)。
「私はそなたの為だけに生きるぞ」
サブローの身代わりとして活動していた際にサブローと同じく平成から来た松永久秀にサブローと間違われ、不本意に彼の正体を知ってしまった光秀がサブローに宣言した台詞。
彼の正体を知るのを密かに恐れていた光秀であったが、サブローが何故過去に来てしまったかはわからずとも彼の存在が自分と織田家を救ってくれたことに大恩を抱いており改めて決意を示した。
ちなみにこの発言の直後に「その言葉重ーい。」とサブローに茶化される。
他者との関係
帰蝶と不仲となっていたが、それは光秀自身の体調が悪く構ってあげることができなかったからであり決して彼女を嫌っていた訳ではない。
なので織田家を出奔した後は申し訳ないと案じていたが、サブローと幸せな日々を過ごしている彼女に安堵している。現在は妻子持ちで可愛い娘(後の細川ガラシャ)がいる。
同じ足利義昭に仕えていた細川藤孝とは交流があり、サブローと同じ顔であることを知っている。光秀がサブロー以外に秘密を打ち明ける数少ない人物の一人で、会話(密告)を受けたりしている。
織田家家臣の中では秘密を共有する者として行動を共にすることは多い。
サブローに対しての忠誠心は彼の正体を知ってから日に日に増しており「命運を共にする」と心から誓っている。
しかも幼い森蘭丸に仕える身の幸福を説く異常な姿は細川藤孝に惚れ込んでいると言われており、サブローを卑下した足利義昭や松永久秀には珍しく表情がキレかけていた。
一方でサブロー自身は、歴史上の「本能寺の変」で謀反を起こした人物の名前を正確には覚えていない。
第六天魔王を称するあたり、明智光秀こそが信長協奏曲で描かれる織田信長の影とも言える。